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文語訳舊約聖書(1953年版)(振り仮名付き)

章: 1 2 3 4 5 6 7 8

民數紀略

第1章

1:1 エジプトの國くにを出いでたる次つぎの年としの二月ぐわつの一日ついたちにヱホバ、シナイの野のに於おいて集會しふくわいの幕屋まくやの中うちにてモーセに告つげて言いひたまはく

1:2 汝等なんぢらイスラエルの子孫ひとびとの全ぜん會衆くわいしうの惣そう數すうをその宗族やからに依より其その父祖ふその家いへに循したがひて核しらべその諸すべての男丁をとこの名なの數かずと頭かしら數かずとを得えよ

1:3 すなはちイスラエルの中うち凡すべて二十歳さい以上いじやうにして戰爭いくさにいづるに勝たふる者ものを汝なんぢとアロンその軍旅ぐんりよにしたがひて數かぞふべし

1:4 また諸すべての支派わかれおのおのその父祖ふその家いへの長かしらたる者もの一人ひとりを出いだして汝等なんぢらとともならしむべし

1:5 汝なんぢらとともに立たつべき人々ひとびとの名なは是これなり即すなはちルベンよりはシデウルの子こエリヅル

1:6 シメオンよりはツリシヤダイの子こシルミエル

1:7 ユダよりはアミナダブの子こナシヨン

1:8 イツサカルよりはツアルの子こネタニエル

1:9 ゼブルンよりはヘロンの子こエリアブ

1:10 ヨセフの子等こどもの中うちにてはエフライムよりはアミホデの子こエリシヤマ、マナセよりはバダヅルの子こガマリエル

1:11 ベニヤミンよりはギデオニの子こアビダン

1:12 ダンよりはアミシヤダイの子こアヒエゼル

1:13 アセルよりはオクランの子こバギエル

1:14 ガドよりはデウエルの子こエリアサフ

1:15 ナフタリよりはエナンの子こアヒラ

1:16 是等これらは會衆くわいしうの中うちより選えらみ出いだされし者ものにてその父祖ふその支派わかれの牧伯つかさまたイスラエルの千人にんの長かしらなり

1:17 かくてモーセとアロンここに名なを擧あげたる人々ひとびとを率ひき領つれて

1:18 二月ぐわつの一日ついたちに會衆くわいしうをことごとく集あつめければ彼等かれらその宗族やからに循したがひその父祖ふその家いへにしたがひその名なの數かずにしたがひて自分おのれの出生うまれを述のべたりかく二十歳さい以上いじやうの者ものことごとく核かぞへらる

1:19 ヱホバの命めいじたまひしごとくモーセ、シナイの野のにて彼等かれらを核數かぞへたり

1:20 すなはちイスラエルの長子うひごルベンの子等こどもより生うまれたる者ものをその宗族やからによりその父祖ふその家いへにしたがひて核しらべ二十歳さい以上いじやうにして戰爭いくさにいづるに勝たふる男丁をとこを數かぞへたるに其その名なの數かずに依よりその頭かしら數かずによれば

1:21 ルベンの支派わかれの中うちにその核數かぞへられし者もの四萬まん六千五百人にんありき

1:22 またシメオンの子等こどもより生うまれたる者等ものどもをその宗族やからによりその父祖ふその家いへにしたがひて核しらべ二十歳さい以上いじやうにして戰爭いくさにいづるに勝たふる男丁をとこを數かぞへたるにその名なの數かずに依よりその頭かしら數かずに依よれば

1:23 シメオンの支派わかれの中うちにその核數かぞへられし者もの五萬まん九千三百人にんありき

1:24 またガドの子等こどもより生うまれたる者ものをその宗族やからに依よりその父祖ふその家いへにしたがひて核しらべ二十歳さい以上いじやうにして戰爭いくさに出いづるに勝たふる男丁をとこを數かぞへたるにその名なの數かずに依よれば

1:25 ガドの支派わかれの中うちにその核數かぞへられし者もの四萬まん五千六百五十人にんありき

1:26 ユダの子等こどもより生うまれたる者ものをその宗族やからに依よりその父祖ふその家いへに循したがひて核しらべ二十歳さい以上いじやうにして戰爭いくさにいづるに勝たふる男丁をとこを數かぞへたるにその名なの數かずに依よれば

1:27 ユダの支派わかれの中うちにその核數かぞへられし者もの七萬まん四千六百人にんありき

1:28 イツサカルの子等こどもより生うまれたる者ものをその宗族やからに依よりその父祖ふその家いへにしたがひて核しらべ二十歳さい以上いじやうにして戰爭いくさに出いづるに勝たふる男丁をとこを數かぞへたるにその名なの數かずに依よれば

1:29 イツサカルの支派わかれの中うちにその核數かぞへられし者もの五萬まん四千四百人にんありき

1:30 ゼブルンの子等こどもより生うまれたる者ものをその宗族やからによりその父祖ふその家いへにしたがひて核しらべ二十歳さい以上いじやうにして戰爭いくさにいづるに勝たふる男丁をとこを數かぞへたるにその名なの數かずによれば

1:31 ゼブルンの支派わかれの中うちに其その核數かぞへられし者もの五萬まん七千四百人にんありき

1:32 ヨセフの子等こどもの中うちエフライムの子等こどもより生うまれたる者ものをその宗族やからによりその父祖ふその家いへにしたがひて核しらべ二十歳さい以上いじやうにして戰爭いくさにいづるに勝たふる男丁をとこを數かぞへたるにその名なの數かずに依よれば

1:33 エフライムの支派わかれの中うちにその核數かぞへられし者もの四萬まん五百人にんありき

1:34 又またマナセの子等こどもより生うまれたる者ものをその宗族やからに依よりその父祖ふその家いへに循したがひて核しらべ二十歳さい以上いじやうにして戰爭いくさにいづるに勝たふる男丁をとこを數かぞへたるにその名なの數かずに依よれば

1:35 マナセの支派わかれの中うちにその核數かぞへられし者もの三萬まん二千二百人にんありき

1:36 ベニヤミンの子等こどもより生うまれたる者ものをその宗族やからによりその父祖ふその家いへにしたがひて核しらべ二十歳さい以上いじやうにして戰爭いくさにいづるに勝たふる男丁をとこを數かぞへたるにその名なの數かずによれば

1:37 ベニヤミンの支派わかれの中うちにその數かぞへられし者もの三萬まん五千四百人にんありき

1:38 ダンの子等こどもより生うまれたる者ものをその宗族やからによりその父祖ふその家いへにしたがひて核しらべ二十歳さい以上いじやうにして戰爭いくさにいづるに勝たふる男丁をとこを數かぞへたるにその名なの數かずによれば

1:39 ダンの支派わかれの中うちにその核數かぞへられし者もの六萬まん二千七百人にんありき

1:40 アセルの子等こどもより生うまれたる者ものをその宗族やからによりその父祖ふその家いへにしたがひて核しらべ二十歳さい以上いじやうにして戰爭いくさにいづるに勝たふる男丁をとこを數かぞへたるにその名なの數かずによれば

1:41 アセルの支派わかれの中うちにその核數かぞへられし者もの四萬まん一千五百人にんありき

1:42 ナフタリの子等こどもより生うまれたる者ものをその宗族やからによりその父祖ふその家いへにしたがひて核しらべ二十歳さい以上いじやうにして戰爭いくさにいづるに勝たふる男丁をとこを數かぞへたるにその名なの數かずによれば

1:43 ナフタリの支派わかれの中うちにその數かぞへられし者もの五萬まん三千四百人にんありき

1:44 是これすなはちその核數かぞへられし者ものにしてモーセとアロンとイスラエルの牧伯等つかさたちの數かぞふる所ところ是かくのごとしその牧伯等つかさたちは十二人にんにして各々おのおのその父祖ふその家いへのために出いでたるなり

1:45 斯かくイスラエルの子孫ひとびとをその父祖ふその家いへにしたがひて核しらべ二十歳さい以上いじやうにして戰爭いくさにいづるに勝たづる男丁をとこをイスラルの中うちに數かぞへたるに

1:46 其その核數かぞへられし者もの都合あはせて六十萬まん三千五百五十人にんありき

1:47 但ただしレビの支派わかれの人ひとはその父祖ふそにしたがひて核數かぞへらるること無なかりき

1:48 即すなはちヱホバ、モーセに告つげて言いひたまひけらく

1:49 惟ただレビの支派わかれのみは汝なんぢこれを核數かぞふべからずまたその總そう數すうをイスラエルの子孫ひとびととともに計かぞふべからざるなり

1:50 なんぢレビ人びとをして律法おきての幕屋まくやとその諸もろもろの器具うつはものと其それに屬ぞくする諸もろもろの物ものを管理つかさどらしむべし彼等かれらはその幕屋まくやとその諸もろもろの器具うつはものを運搬もちはこぶことを爲なしまたこれが役事つとめを爲なし幕屋まくやの四圍まはりにその營えいを張はるべし

1:51 幕屋まくやを移うつす時ときはレビ人びとこれを折卸とりくづし幕屋まくやを立たつる時ときはレビ人びとこれを組くみたつべし外人ぐわいじんのこれに近ちかづく者ものは殺ころさるべし

1:52 イスラエルの子孫ひとびとはその軍旅ぐんりよに循したがひて各々おのおの自己おのれの營えいにその天てん幕まくを張はり各人おのおのその隊たいの纛はたの下したに天てん幕まくを張はるべし

1:53 然されどレビ人びとは律法おきての幕屋まくやの四圍まはりに營えいを張はるべし是これイスラエルの子孫ひとびとの全ぜん會衆くわいしうの上うへに震怒いかりのおよぶことなからん爲ためなりレビ人びとは律法おきての幕屋まくやをあづかり守まもるべし

1:54 是ここにおいてイスラエルの子孫ひとびとヱホバのモーセに命めいじたまひしごとくに凡すべて爲なし斯かくおこなへり

第2章

2:1 ヱホバ、モーセとアロンに告つげて言いひたまはく

2:2 イスラエルの子孫ひとびとは各々おのおのその隊たいの纛はたの下したに營えいを張はりてその父祖ふその旗號はたじるしの下したに居をるべくまた集會しふくわいの幕屋まくやの四圍まはりにおいて之これにむかひて營えいを張はるべし

2:3 即すなはち日ひの出いづる方かた東ひがしに於おいてはユダの營えいの纛はたの下したにつく者ものその軍旅ぐんりよにしたがひて營えいを張はりアミナダブの子こナシヨン、ユダの子孫しそんの牧伯つかさとなるべし

2:4 その軍旅ぐんりよすなはちその核數かぞへられし者ものは七萬まん四千六百人にん

2:5 その傍かたはらに營えいを張はる者ものはイツサカルの支派わかれなるべし而しかしてツアルの子こネタニエル、イツサカルの子孫しそんの牧伯つかさとなるべし

2:6 その軍旅ぐんりよすなはちその核數かぞへられし者ものは五萬まん四千四百人にん

2:7 またゼブルンの支派わかれこれと偕ともにありてヘロンの子こエリアブ、ゼブルンの子孫しそんの牧伯つかさとなるべし

2:8 その軍旅ぐんりよすなはちその核數かぞへられし者ものは五萬まん七千四百人にん

2:9 ユダの營えいの軍旅ぐんりよすなはち核數かぞへられし者ものは都合あはせて十八萬まん六千四百人にん是等これらの者もの首先いやさきに進すすむべし

2:10 また南みなみの方かたに於おいてはルベンの營えいの纛はたの下したにつく者ものその軍旅ぐんりよにしたがひて居をりシデウルの子こエリヅル、ルベンの子孫しそんの牧伯つかさとなるべし

2:11 その軍旅ぐんりよすなはちその核數かぞへられし者ものは四萬まん六千五百人にん

2:12 その傍かたはらに營えいを張はる者ものはシメオンの支派わかれなるべし而しかしてツリシヤダイの子こシルミエル、シメオンの子孫しそんの牧伯つかさとなるべし

2:13 その軍旅ぐんりよすなはちその核數かぞへられし者ものは五萬まん九千三百人にん

2:14 ガドの支派わかれこれに次つぎデウエルの子こエリアサフ、ガドの子孫しそんの牧伯つかさとなるべし

2:15 その軍旅ぐんりよすなはちその核數かぞへられし者ものは四萬まん五千六百五十人にん

2:16 ルベンの營えいの軍旅ぐんりよすなはちその核數かぞへられし者ものは都合あはせて十五萬まん一千四百五十人にん是等これらの者もの第だい二番ばんに進すすむべし

2:17 その次つぎに律法おきての幕屋まくやレビ人びとの營えいとともに諸しよ營えいの眞中まなかにありて進すすむべし彼等かれらはその營えいを張はるがごとくに各々おのおのその隊たいにしたがひその纛はたにしたがひて進すすむべきなり

2:18 また西にしの方かたにおいてはエフライムの營えいの纛はたの下したにつく者ものその軍旅ぐんりよにしたがひて居をりアミホデの子こエリシヤマ、エフライムの子孫しそんの牧伯つかさとなるべし

2:19 その軍旅ぐんりよすなはちその核數かぞへられし者ものは四萬まん五百人にん

2:20 マナセの支派わかれその傍かたはらにありてバダヅルの子こガマリエル、マナセの子孫しそんの牧伯つかさとなるべし

2:21 その軍旅ぐんりよすなはちその核數かぞへられし者ものは三萬まん二千二百人にん

2:22 ベニヤミンの支派わかれこれに次つぎギデオニの子こアビダン、ベニヤミンの子孫しそんの牧伯つかさとなるべし

2:23 その軍旅ぐんりよすなはちその數かぞへられし者ものは三萬まん五千四百人にん

2:24 ヱフライムの營えいの軍旅ぐんりよすなはちその核數かぞへられし者ものは都合あはせて十萬まん八千一百人にん是等これらの者もの第だい三番ばんに進すすむべし

2:25 また北きたの方かたに於おいてはダンの營えいの纛はたの下したにつく者ものその軍旅ぐんりよに循したがひて居をりアミシヤダイの子こアヒエゼル、ダンの子孫しそんの牧伯つかさとなるべし

2:26 その軍旅ぐんりよすなはちその核數かぞへられし者ものは六萬まん二千七百人にん

2:27 その傍かたはらに營えいを張はる者ものはアセルの支派わかれなるべし而しかしてオクランの子こパギエル、アセルの子孫しそんの牧伯つかさとなるべし

2:28 その軍旅ぐんりよすなはちその核數かぞへられし者ものは四萬まん一千五百人にん

2:29 ナフタリの支派わかれこれに次つぎエナンの子こアヒラ、ナフタリの子孫しそんの牧伯つかさとなるべし

2:30 その軍旅ぐんりよすなはちその核數かぞへられし者ものは五萬まん三千四百人にん

2:31 ダンの營えいの核數かぞへられし者ものは都合あはせて十五萬まん七千六百人にん是等これらの者ものその旗號はたじるしにしたがひて最後いやはてに進すすむべし

2:32 イスラエルの子孫ひとびとのその父祖ふその家いへにしたがひて核數かぞへられし者ものは是かくのごとし諸しよ營えいの軍旅ぐんりよすなはちその核數かぞへられし者ものは都合あはせて六十萬まん三千五百五十人にんなりき

2:33 但ただしレビ人びとはイスラエルの子孫ひとびととともに計かぞへらるること無なかりきすなはちヱホバのモーセに命めいじたまへる如ごとし

2:34 是ここにおいてイスラエルの子孫ひとびとヱホバの凡すべてモーセに命めいじたまひしごとくに行おこなひ各々おのおのその宗族やからに依よりその父祖ふその家いへに依よりその隊たいの纛はたにしたがひて營えいを張はりまた進すすむことを爲なせり

第3章

3:1 ヱホバ、シナイ山やまに於おいてモーセと語ものいひたまへる日ひにはアロンとモーセの一族やから左さのごとくにてありき

3:2 アロンの子孫こどもは是かくのごとし長子うひごはナダブ次つぎはアビウ、エレアザル、イタマル

3:3 是これすなはちアロンの子等こどもの名ななり彼等かれらは皆みな膏あぶらそそがれ祭司さいしの職しよくに任にんぜられて祭司さいしとなれり

3:4 ナダブとアビウはシナイの野のにて異こと火びをヱホバの前まへに献ささげたる時ときにヱホバの前まへに死しねり子こなしエレアザルとイタマルはその父ちちアロンの目めの前まへにて祭司さいしの職つとめを爲なせり

3:5 ヱホバまたモーセに告つげて言いひたまはく

3:6 レビの支派わかれを召めしよせ祭司さいしアロンの前まへに侍はべりてこれに事つかへしめよ

3:7 彼かれらは集會しふくわいの幕屋まくやの前まへにありてアロンの職しよくと全ぜん會衆くわいしうの職しよくに替かはり幕屋まくやの役事つとめをなすべきなり

3:8 すなはち彼等かれらは集しふ會くわいの幕屋まくやの諸もろもろの器具うつはを看守まもりイスラエルの子孫ひとびとの職しよくに替かはりて幕屋まくやの役事つとめをなすべし

3:9 汝なんぢレビ人びとをアロンとその子等こらに與あたふべしイスラエルの子孫ひとびとの中うちより彼等かれらは全まつたくアロンに與あたへられたる者ものなり

3:10 汝なんぢアロンとその子等こらを立たてて祭司さいしの職つとめを行おこなはしむべし外人ぐわいじんの近ちかづく者ものは殺ころされん

3:11 ヱホバすなはちモーセに告つげて言いひたまはく

3:12 視みよ我われイスラエルの子孫ひとびとの中うちなる始はじめに生うまれたる者ものすなはち首出うひごの代かはりにレビ人びとをイスラエルの子孫ひとびとの中うちより取とり

3:13 首出うひごはすべて吾わが有ものなり我われエジプトの國くにの中うちの首出うひごをことごとく撃うちころせる時ときイスラエルの首出うひごを人ひとも畜けものもことごとく聖別きよめて我われに歸きせしめたり是これはわが有ものとなるべし我われはヱホバなり

3:14 ヱホバ、シナイの野のにてモーセに告つげていひたまはく

3:15 汝なんぢレビの子孫しそんをその父祖ふその家いへに依よりその宗族やからにしたがひて核數かぞへよ即すなはちその一箇か月げつ以上いじやうの男子をとこを核數かぞふべし

3:16 是ここにおいてモーセ、ヱホバの言ことばに循したがひてその命めいぜられしごとくに之これを核數かぞへたり

3:17 レビの子等こどもの名なは左さのごとしゲルシヨン、コハテ、メラリ

3:18 ゲルシヨンの子等こどもの名なはその宗族やからによれば左さの如ごとしリブニ、シメイ

3:19 コハテの子等こどもの名なはその宗族やからに依よれば左さのごとしアムラム、イヅハル、ヘブロン、ウジエル

3:20 メラリの子等こどもの名なはその宗族やからによればマヘリ、ムシなりレビ人びとの宗族やからはその父祖ふその家いへに依よれば是かくのごとくなり

3:21 ゲルシヨンよりリブニ人びとの族やからとシメイ人びとの族やから出いでたり是これすなはちゲルシヨン人びとの族やからなり

3:22 その核數かずへられし者ものの數かずすなはち一箇か月げつ以上いじやうの男子をとこの數かずは都合あはせて七千五百人にん

3:23 ゲルシヨン人びとの族やからは凡すべて幕屋まくやの後うしろすなはち西にしの方かたに營えいを張はるべし

3:24 而しかしてラエルの子こエリアサフ、ゲルシヨン人びとの牧伯つかさとなるべし

3:25 集會しふくわいの幕屋まくやにおけるゲルシヨンの子孫しそんの職守つとめは幕屋まくやと天てん幕まくとその頂蓋おほひおよび集會しふくわいの幕屋まくやの入いり口くちの幔とばりと

3:26 庭にはの幕まくおよび幕屋まくやと壇だんの周圍まはりなる庭にはの入いり口くちの幔とばりならびにその繩なは等など凡すべて之これに用もちふる物ものを守まもるべき事ことなり

3:27 またコハテよりアムラミ人びとの族やからイヅハリ人びとの族やからヘブロン人びとの族やからウジエリ人びとの族やから出いでたり是これすなはちコハテ人びとの族やからなり

3:28 一箇か月げつ以上いじやうの男子をとこの數かずは都合あはせて八千六百人にん是これみな聖所きよきところの職守つとめを守まもるべき者ものなり

3:29 コハテの子孫しそんの族やからは凡すべて幕屋まくやの南みなみの方かたに營えいを張はるべし

3:30 而しかしてウジエルの子こエリザパン、コハテ人びとの族やからの牧伯つかさとなるべし

3:31 彼等かれらの職守つとめは律法おきての櫃はこ案つくゑ燈臺とうだい諸しよ壇だんおよび聖所きよきところの役事つとめに用もちふる器具うつはならびに幔とばり等など凡すべて其處そこに用もちふる物ものを守まもるべき事ことなり

3:32 祭司さいしアロンの子こエレアザル、レビ人びとの牧伯つかさの長かしらとなり且かつ聖所きよきところの職つとめを守まもる者ものを統轄つかさどるべし

3:33 又またメラリよりマヘリ人びとの族やからとムシ人びとの族やから出いでたり是これすなはちメラリの族やからなり

3:34 その核數かぞへられし者ものすなはち一箇か月げつ以上いじやうの男子をとこの數かずは六千二百人にん

3:35 アビハイルの子こツリエル、メラリの族やからの牧伯つかさとなり此この族やから幕屋まくやの北きたの方かたに營えいを張はるべし

3:36 メラリの子孫しそんの管理つかさどるべき者もの職守つとめとすべき者ものは幕屋まくやの板いたとその横よこ木ぎその柱はしらその座ざその諸もろもろの器具うつはおよび其それに用もちふる一切すべての物もの

3:37 ならびに庭にはの周圍まはりの柱はしらとその座ざその釘くぎおよびその繩なはなり

3:38 また幕屋まくやの前まへその東ひがしの方かたすなはち集會しふくわいの幕屋まくやの東ひがしの方かたにはモーセとアロンおよびアロンの子等こども營えいを張はりイスラエルの子孫ひとびとの職守つとめに代かはりて聖所きよきところの職守つとめを守まもるべし外人ぐわいじんの近ちかづく者ものは殺ころされん

3:39 モーセとアロン、ヱホバの言ことばに依よりレビ人びとを悉ことごとく核數かぞへたるに一箇か月げつ以上いじやうの男子をとこの數かず二萬まん二千ありき

3:40 ヱホバまたモーセに言いひたまはく汝なんぢイスラエルの子孫ひとびとの中うちの首出うひごたる男子をとこの一箇か月げつ以上いじやうなる者ものを盡ことごとく數かぞへてその名なの數かずを計はかれ

3:41 我われはヱホバなり我わがために汝なんぢレビ人びとを取とりてイスラエルの子孫ひとびとの中うちなる諸もろもろの首出子うひごに代かへまたレビ人びとの家畜かちくを取とりてイスラエルの子孫ひとびとの家畜かちくの中うちなる諸すべての首出うひごに代かふべし

3:42 モーセすなはちヱホバの己おのれに命めいじたまへるごとくにイスラエルの子孫ひとびとの中うちなる首出子うひごを盡ことごとく數かぞへたり

3:43 その數かぞへられし首出うひごなる男子をとこの一箇か月げつ以上いじやうなる者ものはその名なの數かずに依よれば都合あはせて二萬まん二千二百七十三人にんなりき

3:44 すなはちヱホバ、モーセに告つげて言いひたまはく

3:45 汝なんぢレビ人びとを取とりてイスラエルの子孫ひとびとの中うちなる諸すべての首出子うひごに代かへまたレビ人びとの家畜かちくを取とりて彼等かれらの家畜かちくに代かへよレビ人びとはわが所有ものとならん我われはヱホバなり

3:46 またイスラエルの子孫ひとびとの首出子うひごはレビ人びとより多おほきこと二百七十三人にんなれば是等これらをば贖あがなふべき者ものとなし

3:47 その頭かしら數かずに依よりて一人ひとりごとに五シケルを取とるべし即すなはち聖所きよきところのシケルに循したがひて之これを取とるべきなり一シケルは二十ゲラなり

3:48 汝なんぢその餘あまれる者ものの贖あがなひの金かねをアロンとその子等こらに付わたすべし

3:49 是ここにおいてモーセ、レビ人びとをもて贖あがなひ餘あませるところの者ものの贖あがなひの金かねを取とれり

3:50 即すなはちモーセ、イスラエルの子孫ひとびとの首出子うひごの中うちより聖所きよきところのシケルにしたがひて金かね千三百六十五シケルを取とり

3:51 その贖あがなはるる者ものの金かねをヱホバの言ことばにしたがひてアロンとその子等こらに付わたせりヱホバのモーセに命めいじたまひし如ごとし

第4章

4:1 ヱホバまたモーセとアロンに告つげて言いひたまはく

4:2 レビの子孫しそんの中うちよりコハテの子孫しそんの總そう數すうをその宗族やからに依よりその父祖ふその家いへにしたがひて計しらべ

4:3 三十歳さい以上いじやう五十歳さいまでにして能よく軍ぐん団だんに入いり集會しふくわいの幕屋まくやに働作はたらきをなすことを得うる者ものをことごとく數かぞへよ

4:4 コハテの子孫しそんが集會しふくわいの幕屋まくやにおいてなすべき勤務つとめは至聖物いときよきものに關かかはる者ものにして是かくのごとし

4:5 即すなはち營えいを進すすむる時ときはアロンとその子等こらまづ往ゆきて障蔽へだての幕まくを取とりおろし之これをもて律法おきての櫃はこを覆おほひ

4:6 その上うへに?まみの皮かはの蓋おほひをほどこしまたその上うへに總そう靑あをの布ぬのを打うちかけその杠さをを差さしいるべし

4:7 また供前そなへのパンの案つくゑの上うへには靑あをき布ぬのを打うちかけその上うへに皿さら匙さじ杓しやくおよび酒さけを灌そそぐ?さかづきを置おきまた常供じやうくのパンをその上うへにあらしめ

4:8 紅くれなゐの布ぬのをその上うへに打うちかけ?まみの皮かはの蓋おほひをもてこれを覆おほひ而しかしてその杠さをを差さしいるべし

4:9 また靑あをき布ぬのを取とりて燈臺とうだいとその盞さらその燈鉗しんかきその剪燈しんとり盤ざらおよび其それに用もちふる諸もろもろの油あぶらの器うつはを覆おほひ

4:10 ?まみの皮かはの蓋おほひの内うちに燈臺とうだいとその諸もろもろの器うつはをいれてこれを棹さをにかくべし

4:11 また金きんの壇だんの上うへに靑あをき布ぬのを打うちかけ?まみの皮かはの蓋おほひをもて之これを蓋おほひその杠さをを差さしいるべし

4:12 また聖所きよきところの役事つとめに用もちふる役事つとめの器うつはをことごとく取とり靑あをき布ぬのに裹つつみ?まみの皮かはの蓋おほひをもてこれを蓋おほひて棹さをにかくべし

4:13 また壇だんの灰はひを取とりさりて紫むらさきの布ぬのをその壇だんに打うちかけ

4:14 その上うへに役事つとめをなすに用もちふる諸もろもろの器具うつはすなはち火ひ鼎ざら肉叉にくさし火?じうのう鉢はちおよび壇だんの一切すべての器具うつはをこれに載のせせ?まみの皮かはの蓋おほひをその上うへに打うちかけ而しかしてその杠さをを差さしとほすべし

4:15 營えいを進すすむるにあたりてアロンとその子等こら聖所きよきところと聖所きよきところの一切すべての器具うつはを蓋おほふことを畢をはりたらば即すなはちコハテの子孫しそんいり來きたりてこれを舁かくべし然さりながら彼等かれらは聖物きよきものに捫さはるべからず恐おそらくは死しなん集會しふくわいの幕屋まくやの中うちなる是等これらの物ものはコハテの子孫しそんの擔になふべき者ものなり

4:16 祭司さいしアロンの子こエレアザルは燈火ともしびの油あぶら馨かうばしき香かう常供じやうくの素祭そさいおよび灌そそぎ膏あぶらを司つかさどりまた幕屋まくやの全體ぜんたいとその中うちなる一切すべての聖物きよきものおよび其處そこの諸もろもろの器具うつはを司つかさどるべし

4:17 ヱホバまたモーセとアロンに告つげて言いひたまはく

4:18 汝等なんぢらコハテ人びとの宗族やからの者ものをしてレビ人びとの中うちより絶たたるるに至いたらしむる勿なかれ

4:19 彼等かれらが至聖物いときよきものに近ちかづく時ときに生命いのちを保たもちて死しぬることなからん爲ために汝等なんぢらかく之これに爲なすべし即すなはちアロンとその子等こらまづ入いり彼等かれらをして各箇おのおのその役事はたらきに就つかしめその擔になふべき物ものを取とらしむべし

4:20 彼等かれらは入いりて須臾しばらくも聖物きよきものを觀みるべからず恐おそらくは死しなん

4:21 ヱホバまたモーセに告つげて言いひたまはく

4:22 汝なんぢゲルシヨンの子孫しそんの總そう數すうをその父祖ふその家いへに依よりその宗族やからに循したがひてしらべ

4:23 三十歳さい以上いじやう五十歳さいまでにして能よく軍ぐん團だんに入いり集會しふくわいの幕屋まくやに動作はたらきをなすことを得うる者ものをことごとく數かぞへよ

4:24 ゲルシヨン人びとの働はたらく事ことと擔になふ物ものは是かくのごとし

4:25 即すなはち彼等かれらは幕屋まくやの幕まくと集會しふくわいの天てん幕まくおよびその頂蓋おほひとその上うへなる?まみの皮かはの蓋おひならびに集會しふくわいの天てん幕まくの入いり口くちの幔とばりを擔になひ

4:26 庭にはの幕まくおよび幕屋まくやと壇だんの周圍まはりなる庭にはの門もんの入いり口くちの幔とばりとその繩なはならびにそれに用もちふる諸もろもろの器具うつはと其それがために造つくれる一切すべての物ものを擔になふべし斯かく動作はたらくべきなり

4:27 ゲルシヨンの子孫しそんの一切すべての役事はたらきすなはちその擔になふところと働はたらくところはアロンとその子等こらの命めいに循したがふべきなり汝等なんぢらは彼等かれらにその擔になふべき物ものを割わり交わたしてこれを守まもらしむべし

4:28 ゲルシヨンの子孫しそんの宗族やからが集會しふくわいの幕屋まくやにおいて爲なすべき動作はたらきは是かくのごとし彼等かれらの守まもる所ところは祭司さいしアロンの子こイタマルこれを監督つかさどるべし

4:29 メラリの子孫しそんもまた汝なんぢこれをその宗族やからに依よらりその父祖ふその家いへに循したがひて計しらべ

4:30 三十歳さい以上いじやう五十歳さいまでにして能よく軍ぐん團だんに入いり集會しふくわいの幕屋まくやにおいて勤務つとめをなすことを得うる者ものを盡ことごとく數かぞへよ

4:31 彼等かれらが集會しふくわいの幕屋まくやにおいて爲なすべき一切すべての役事はたらきすなはちその擔になひ守まもるべき物ものは是かくのごとし幕屋まくやの板いたその横よこ木ぎその柱はしらその座ざ

4:32 庭にはの四周まはりの柱はしらその座ざその釘くぎその繩なはおよびこれがために用もちふる一切すべての器具うつはなり彼等かれらが擔になひ守まもるべき器具うつはは汝等なんぢらその名なを按しらべて之これを數かぞふべし

4:33 是これすなはちメラリの子孫しそんの族やからがなすべき役事はたらきにして彼等かれらは祭司さいしアロンの子こイタマルの監督かんとくをうけて集會しふくわいの幕屋まくやにおいて此このすべての役事はたらきを爲なすべきなり

4:34 是ここにおいてモーセとアロンおよび會衆くわいしうの牧伯等つかさたちコハテの子孫しそんをその宗族やからに依よりその父祖ふその家いへにしたがひてしらべ

4:35 三十歳さい以上いじやう五十歳さいまでにして能よく軍ぐん團だんに入いり集會しふくわいの幕屋まくやにおいて勤務つとめをなすことを得うる者ものを盡ことごとく數かぞへたるに

4:36 その宗族やからにしたがひて數かぞへられし者もの二千七百五十人にんありき

4:37 是これすなはちコハテ人びとの族やからの數かぞへられし者ものにして皆みな集會しふくわいの幕屋まくやに於おいて役事はたらきをなすことを得うる者ものなりモーセとアロン、ヱホバがモーセによりて命めいじたまひし所ところにしたがひて之これを數かぞへたり

4:38 またゲルシヨンの子孫しそんをその宗族やからに依よりその父祖ふその家いへに循したがひて計しらべ

4:39 三十歳さい以上いじやう五十歳さいまでにして能よく軍ぐん團だんに入いり集會しふくわいの幕屋まくやにおいて勤務つとめをなすことを得うる者ものを數かぞへたるに

4:40 その宗族やからに依よりその父祖ふその家いへに循したがひて數かぞへられし者もの二千六百三十人にんありき

4:41 是これすなはちゲルシヨンの子孫しそんの族やからの數かぞへられし者ものにして皆みな集會しふくわいの幕屋まくやにおいて勤務つとめをなすことを得うる者ものなりモーセとアロン、ヱホバの命めいにしたがひて之これを數かぞへたり

4:42 またメラリの子孫しそんの族やからをその宗族やからに依よりその父祖ふその家いへに循したがひて計しらべ

4:43 三十歳さい以上いじやう五十歳さいまでにして能よく軍ぐん團だんに入いり集會しふくわいの幕屋まくやにおいて勤務つとめをなすことを得うる者ものを數かぞへたるに

4:44 その宗族やからにしたがひて數かぞへられし者もの三千二百人にんありき

4:45 是これすなはちメラリの子孫しそんの族やからの數かぞへられし者ものなりモーセとアロン、ヱホバのモーセによりて命めいじたまひし所ところにしたがひて之これを數かぞへたり

4:46 モーセとアロンおよびイスラエルの牧伯等つかさたちレビ人びとをその宗族やからに依よりその父祖ふその家いへにしたがひてしらべ

4:47 三十歳さい以上いじやう五十歳さいまでにして能よく來きたりて集會しふくわいの幕屋まくやの役事はたらきを爲なし且かつこれを擔になふ業わざを爲なす者ものを數かぞへたるに

4:48 その數かぞへられしものの數かず都合あはせて八千五百八十人にんなりき

4:49 ヱホバの命めいにしたがひてモーセかれらを數かぞへ彼等かれらをして各人おのおのその役事はたらきに就つかしめかつその擔になふ所ところをうけもたしめたりヱホバの命めいにしたがひて數かぞへたるところ是かくのごとし

第5章

5:1 ヱホバ、モーセに告つげて言いひたまはく

5:2 イスラエルの子孫ひとびとに命めいじて癩らい病びやう人にんと流りう出しゆつある者ものと死骸しかばねに汚けがされたる者ものとを盡ことごとく營えいの外そとに出いださしめよ

5:3 男女なんによをわかたず汝等なんぢらこれを出いだして營えいの外そとに居をらしめ彼等かれらをしてその營えいを汚けがさしむべからず我われその諸しよ營えいの中なかに住すむなり

5:4 イスラエルの子孫ひとびとかく爲なして之これを營えいの外そとに出いだせりすなはちヱホバのモーセに告つげたまひし如ごとくにイスラエルの子孫ひとびと然しかなしぬ

5:5 ヱホバまたモーセに告つげて言いひたまはく

5:6 イスラエルの子孫ひとびとに告つげよ男をとこまたは女をんなもし人ひとの犯をかす罪つみを犯をかしてヱホバに悖もとりその身み罪つみある者ものとならば

5:7 その犯をかせし罪つみを言いひあらはしその物ものの代價あたひにその五分ぶんの一を加くはへてこれを己おのが罪つみを犯をかせる者ものに付わたしてその償つくのひを爲なすべし

5:8 然されど若もしその罪つみの償つくのひを受うくべき親戚しんせきその人ひとにあらざる時ときはその罪つみの償つくのひをヱホバになして之これを祭司さいしに歸きせしむべしまた彼かれのために用もちひて贖あがなひをなすところの贖罪あがなひの牡羊をひつじも祭司さいしに歸きす

5:9 イスラエルの子孫ひとびとの擧祭きよさいとなして祭司さいしに携たづさへ來きたる所ところの聖物きよきものは皆みな祭司さいしに歸きす

5:10 諸すべての人ひとの聖別きよめて献ささぐる物ものは祭司さいしに歸きし凡すべて人ひとの祭司さいしに付わたす物ものは祭司さいしに歸きするなり

5:11 ヱホバ、モーセに告つげて言いひたまはく

5:12 イスラエルの子孫ひとびとに告つげてこれに言いへ人ひとの妻つま道みちならぬ事ことを爲なしてその夫をつとに罪つみを犯をかすあり

5:13 人ひとかれと交かう合がふしたるにその事こと夫をつとの目めにかくれて露顯あらはれず彼かれその身みを汚けがしたれどこれが證人しようにんとなる者ものなく彼かれまたその時ときに執とらへられもせざるあり

5:14 すなはち妻つまその身みを汚けがしたる事ことありて夫をつと猜疑うたがひの心こころを起おこしてその妻つまを疑うたがふことあり又または妻つまその身みを汚けがしたる事ことなきに夫をつと猜疑うたがひの心こころを起おこしてその妻つまを疑うたがふことある時ときは

5:15 夫をつとその妻つまを祭司さいしの許もとに携たづさへきたり大おほ麥むぎの粉こ一エパの十分ぶんの一をこれがために禮物そなへものとして持もちきたるべしその上うへに油あぶらを灌そそぐべからずまた乳香にうかうを加くはふべからず是これは猜疑うたがひの禮物そなへもの記念おぼえの禮物そなへものにして罪つみを誌おぼえしむる者ものなればなり

5:16 祭司さいしはまたその婦人をんなを近ちかく進すすませてヱホバの前まへに立たたしめ

5:17 瓦やきものの器うつはに聖きよき水みづを入いれ幕屋まくやの下したの地ちの土つちを取とりてその水みづに放はなち

5:18 其その婦人をんなをヱホバの前まへに立たたせ婦人をんなにその頭かしらを露あらはさしめて記念おぼえの禮物そなへものすなはち猜疑うたがひの禮物そなへものをその手てに持もたすべし而しかして祭司さいしは詛のろひを來きたらするとこるの苦にがき水みづを手てに執とり

5:19 婦をんなを誓ちかはせてこれに言いふべし人ひともし汝なんぢと寝いねたる事ことあらず汝なんぢまた汝なんぢの夫をつとを措おきて道みちならぬ事ことを爲なして汚穢けがれに染そみしこと無なくば詛のろひを來きたらする此この苦にがき水みづより害がいを受うくること有あらざれ

5:20 然されど汝なんぢもし汝なんぢの夫をつとを措おき道みちならぬ事ことを爲なしてその身みを汚けがし汝なんぢの夫をつとならざる人ひとと寝いねたる事ことあらば

5:21 (祭司さいしその婦人をんなをして詛のろひを來きたらする誓ちかひをなさしめて祭司さいしその婦人をんなに言いふべし)ヱホバ汝なんぢの腿ももを痩やせしめ汝なんぢの腹はらを脹ふくれしめ汝なんぢをして汝なんぢの民たみの指さして詛のろふ者もの指さして誓ちかふ者ものとならしめたまへ

5:22 また詛のろひを來きたらするこの水みづ汝なんぢの腸はらわたにいりて汝なんぢの腹はらを脹ふくれさせ汝なんぢの腿ももを痩やせさせんとその時とき婦人をんなはアーメン、アーメンと言いふべし

5:23 而しかして祭司さいしこの詛のろひを書ふみに筆かき記しるしその苦にがき水みづにて之これを洗あらひおとし

5:24 婦人をんなをしてその詛のろひを來きたらする水みづを飮のましむべしその詛のろひを來きたらする水みづかれの中うちにいりて苦にがくならん

5:25 祭司さいしまづその婦人をんなの手てより猜疑うたがひの禮物そなへものを取とりその禮物そなへものをヱホバの前まへに搖ふりてこれを壇だんに持もち來きたり

5:26 而しかして祭司さいし其その禮物そなへものの中うちより記念おぼえの分ぶん一握ひとつかみをとりて之これを壇だんの上うへに焚やき然しかる後のち婦人をんなにその水みづを飮のましむべし

5:27 その水みづを之これに飮のましめたる時ときはもしかれその身みを汚けがし夫をつとに罪つみを犯をかしたる事ことあるに於おいてはその詛のろひを來きたらする水みづかれの中うちに入いりて苦にがくなりその腹はら脹ふくれその腿もも痩やせて自己おのれはその民たみの指さして詛のろふ者ものとならん

5:28 然されど彼かれもしその身みを汚けがしし事ことあらずして潔きよからば害がいを受うけずして能よく子こを生うまん

5:29 是これすなはち猜疑うたがひの律法おきてなり妻つまたる者ものその夫をつとを措おき道みちならぬ事ことを爲なして身みを汚けがしし時とき

5:30 また夫をつとたる者もの猜疑うたがひの心こころを起おこしてその妻つまを疑うたがふ時ときはその婦人をんなをヱホバの前まへにおきて祭司さいしその律法おきてのごとく之これに行おこなふべきなり

5:31 斯かくせば夫をつとは罪つみなく妻つまはその罪つみを任おはん

第6章

6:1 ヱホバ、モーセに告つげて言いひたまはく

6:2 イスラエルの子孫ひとびとに告つげて之これに言いへ男をとこまたは女をんな俗ぞくを離はなれてナザレ人びとの誓願せいぐわんを立たて俗ぞくを離はなれてその身みをヱホバに歸きせしむる時ときは

6:3 葡萄ぶだう酒しゆと濃酒こきさけを斷たち葡萄ぶだう酒しゆの醋すとなれる者ものと濃酒こきさけの醋すとなれる者ものを飮のまずまた葡萄ぶだうの汁しるを飮のまず葡萄ぶだうの鮮なまなる者ものをも乾ほしたる者ものをも食くらはざるべし

6:4 その俗ぞくを離はなれをる日ひの間あひだは都すべて葡萄ぶだうの樹きより取とりたる者ものはその核たねより皮かはまで一切すべて食くらふべからざるなり

6:5 その誓願せいぐわんを立たてて俗ぞくを離はなれをる日ひの間あひだは都すべて薙刀かみそりをその頭かうべにあつべからずその俗ぞくを離はなれて身みをヱホバに歸きせしめたる日ひの滿みつるまで彼かれは聖きよければその頭髮かみのけを長のばしおくべし

6:6 その俗ぞくを離はなれて身みをヱホバに歸きせしむる日ひの間あひだは凡すべて死骸しかばねに近ちかづくべからず

6:7 其その父母ふぼ兄弟きやうだい姉妹しまいの死しにたる時ときにもこれがために身みを汚けがすべからず其そはその俗ぞくを離はなれて神かみに歸きしたる記號しるしその首かうべにあればなり

6:8 彼かれはその俗ぞくを離はなれをる日ひの間あひだは凡すべてヱホバの聖者きよきものなり

6:9 もし人ひと計はからずも彼かれの傍かたはらに死しにてそのナザレの頭かうべを汚けがすことあらばその身みを潔きよむる日ひに頭かうべを剃そるべしすなはち第七日なぬかめにこれを剃そるべきなり

6:10 而しかして第八日やうかめに?鳩やまばと二羽はかまたは雛わかき鴿いへばと二羽はを祭司さいしに携たづさへきたり集會しふくわいの幕屋まくやの門かどにいたるべし

6:11 斯かくて祭司さいしはその一ひとつを罪祭ざいさいに一ひとつを燔祭はんさいに献ささげ彼かれが屍しかばねに由よりて獲えたる罪つみを贖あがなひまたその日ひにかれの首かうべを聖潔きよくすべし

6:12 彼かれまたその俗ぞくを離はなれてヱホバに歸きするの日ひを新あらたにし當歳たうさいの羔羊こひつじを携たづさへきたりて愆祭けんさいとなすべし彼かれその俗ぞくを離はなれをる時ときに身みを汚けがしたれば是これより前さきの日ひはその中うちに算かぞふべからざるなり

6:13 ナザレ人びとの律法おきては是かくのごとしその俗ぞくを離はなるるの日ひ滿みちたる時ときはその人ひとを集會しふくわいの幕屋まくやの門かどに携たづさへいたるべし

6:14 斯かくてその人ひとは禮物そなへものをヱホバにささぐべし即すなはち當歳たうさいの羔羊こひつじの牡をすの全まつたき者もの一匹ひとつを燔祭はんさいとなし當歳たうさいの羔羊こひつじの牝めすの全まつたき者もの一匹ひきを罪祭ざいさいとなし牡羊をひつじの全まつたき者もの一匹ひとつを酬恩祭しうおんさいとなし

6:15 また無酵たねいれぬパン一ひと筐かご麥むぎ粉こに油あぶらを和まじへて作つくれる菓くわ子し油あぶらを塗ぬりたる酵たねいれぬ煎餅せんべいおよびその素祭そさいと灌祭くわんさいの物ものを持もちきたるべし

6:16 斯かくて祭司さいしこれをヱホバの前まへに携たづさへきたりその罪祭ざいさいと酬恩祭しうおんさいを献ささげ

6:17 またその牡羊をひつじを筐かごの中うちなる酵たねいれぬパンとあはせこれを酬恩祭しうおんさいの犠牲いけにへとしヱホバに献ささぐべし祭司さいしまたその素祭そさいと灌祭くわんさいをも献ささぐべきなり

6:18 ナザレ人びとは集會しふくわいの幕屋まくやの門かどに於おいてそのナザレの頭かうべを剃そりそのナザレの頭かうべの髮けを取とりてこれを酬恩祭しうおんさいの犠牲いけにへの下したの火ひに放はなつべし

6:19 祭司さいしその牡羊をひつじの煮にえたる肩かたと筐かごの中うちの酵たねいれぬ菓くわ子し一箇ひとつと酵たねいれぬ煎餅せんべい一箇ひとつをとりてこれをナザレ人びとがそのナザレの頭かうべを剃そるにおよびてこれをその手てに授さづけ

6:20 而しかして祭司さいしヱホバの前まへにて之これを搖ふりて搖祭えうさいとなすべし是これは聖物きよきものにしてその搖ふれる胸むねと擧あげたる腿ももとともに祭司さいしに歸きすべし斯かくて後のちナザレ人びとは洒さけを飮のむことを得う

6:21 是これすなはち誓願せいぐわんを立たてたるナザレ人びとがその俗ぞくを離はなれ居をりし事ことによりてヱホバに禮物そなへものを献ささぐるの律法おきてなり此この外ほかにまたその能力ちからの及およぶところの物ものを献ささぐることを得うべし即すなはちその立たてたる誓願せいぐわんのごとくその俗ぞくを離はなるるの律法おきてにしたがひて爲なすべきなり

6:22 ヱホバまたモーセに告つげて言いひたまはく

6:23 アロンとその子等こらに告つげて言いへ汝等なんぢら斯かくのごとくイスラエルの子孫ひとびとを祝しゆくして言いふべし

6:24 願ねがはくはヱホバ汝なんぢを惠めぐみ汝なんぢを守まもりたまへ

6:25 願ねがはくはヱホバその面かほをもて汝なんぢを照てらし汝なんぢを憐あはれみたまへ

6:26 願ねがはくはヱホバその面かほを擧あげて汝なんぢを眷かへりみ汝なんぢに平安へいあんを賜たまへと

6:27 かくして彼等かれら吾わが名なをイスラエルの子孫ひとびとに蒙かうむらすべし然さらば我われかれらを惠めぐまん

第7章

7:1 モーセ幕屋まくやを建たてをはり之これに膏あぶらを灌そそぎてこれを聖別きよめまたその一切すべての器具うつはおよびその壇だんとその一切すべての器具うつはに膏あぶらを灌そそぎて之これを聖別きよめたる日ひに

7:2 イスラエルの牧伯等つかさたちすなはちその諸宗族やからやからの長かしら諸支派わかれわかれの牧伯つかさにしてその核數かぞへられし者ものを監督つかさどる者等ものども献ささげ物ものを爲なせり

7:3 彼等かれらその禮物そなへものをヱホバに持もちきたるに蓋おひある車くるま六輛りやうと牛うし十二匹ひきあり牧伯つかさ二人ふたりに車くるま一輛りやう一人ひとりに牛うし一匹ひきなり即すなはちこれか幕屋まくやの前まへにひき至いたれり

7:4 時ときにヱホバ、モーセに告つげて言いひたまはく

7:5 汝なんぢこれを彼等かれらより取とりて集會しふくわいの幕屋まくやの用ように供そなへレビ人びとにその職分つとめ職分つとめにしたがひて之これを授わたすべし

7:6 是ここにおいてモーセその車くるまと牛うしを取とりて之これをレビ人びとに授わたせり

7:7 即すなはちゲルシヨンの子孫しそんにはその職分つとめを按かんがへて車くるま二輛りやうと牛うし四匹ひきを授わたし

7:8 メラリの子孫しそんにはその職分つとめを按かんがへて車くるま四輛りやうと牛うし八匹ひきを授わたし祭司さいしアロンの子こイタマルをしてこれを監督つかさどらしめたり

7:9 然されどコハテの子孫しそんには何なにをも授わたさざりき是こは彼等かれらが聖所きよきところになすべき職分つとめはその肩かたをもて擔になふの事ことなるが故ゆゑなり

7:10 壇だんに膏あぶらを灌そそぐ日ひに牧伯等つかさたち壇だん奉納をさめの禮物そなへものを携たづさへ來きたり牧伯等つかさたちその禮物そなへものを壇だんの上うへに献ささげたり

7:11 ヱホバ先さきにモーセに言いひたまひけるは牧伯等つかさたちは一日にちに一人ひとり宛づつその壇だん奉納をさめの禮物そなへものを献ささぐべし

7:12 第だい一日にちに禮物そなへものを献ささげし者ものはユダの支派わかれのアミナダブの子こナシヨンなり

7:13 その禮物そなへものは銀ぎんの皿さら一箇ひとつその重おもさは百三十シケル銀ぎんの鉢はち一箇ひとつ是これは七十シケル皆みな聖所きよきところのシケルに循したがふ此この二者ふたつには麥むぎ粉こに油あぶらを和まじへたる祭そさいの品しなを充みたす

7:14 また金かねの匙さじの十シケルなる者もの一箇ひとつ是これには香かうを充みたす

7:15 また燔祭はんさいに用もちふる若わかき牡牛をうし一匹ひとつ牡羊をひつじ一匹ひとつ當歳たうさいの羔羊こひつじ一匹ひとつ

7:16 罪祭ざいさいに用もちふる牡山羊をやぎ一匹ひとつ

7:17 酬恩祭しうおんさいの犠牲いけにへに用もちふる牛うし二匹ふたつ牡羊をひつじ五匹いつつ牡山羊をやぎ五匹いつつ當歳たうさいの羔羊こひつじ五匹いつつアミナダブの子こサションの禮物そなへものは是かくの如ごとし

7:18 第だい二日にちにはイッサカルの牧伯きみツアルの子こネタニエル献ささげ納ものを爲なせり

7:19 その献ささげし禮物そなへものは銀ぎんの皿さら一箇ひとつその重おもさは百三十シケル銀ぎんの鉢はち一箇ひとつ是これは七十シケル皆みな聖所きよきところのシケルに循したがふ此この二者ふたつには麥むぎ粉こに油あぶらを和まじへたる祭そさいの品しなを充みたす

7:20 また金きんの匙さじの十シケルなる者もの一箇ひとつ是これには香かうを充みたす

7:21 また燔祭はんさいに用もちふる若わかき牡牛をうし一匹ひとつ牡羊をひつじ一匹ひとつ當歳たうさいの羔羊こひつじ一匹ひとつ

7:22 罪祭ざいさいに用もちふる牡山羊をやぎ一匹ひとつ

7:23 酬恩祭しうおんさいの犠牲いけにへに用もちふる牛うし二匹ふたつ牡羊をひつじ五匹いつつ牡山羊をやぎ五匹いつつ當歳たうさいの羔羊こひつじ五匹いつつツアルの子こネタニエルの禮物そなへものは是かくのごとし

7:24 第だい三日にちにはゼブルンの子孫しそんの牧伯つかさヘロンの子こエリアブ献ささげ納ものを爲なせり

7:25 その禮物そなへものは銀ぎんの皿さら一箇ひとつその重おもさは百三十シケル銀ぎんの鉢はち一箇ひとつ是これは七十シケル皆みな聖所きよきところのシケルに循したがふ此この二者ふたつには麥むぎ粉こに油あぶらを和まじへたる祭そさいの品しなを充みたす

7:26 また金きんの匙さじの十シケルなる者もの一箇ひとつ是これには香かうを充みたす

7:27 また燔祭はんさいに用もちふる若わかき牡牛をうし一匹ひとつ牡羊をひつじ一匹ひとつ當歳たうさいの羔羊こひつじ一匹ひとつ

7:28 罪祭ざいさいに用もちふる牡山羊をやぎ一匹ひとつ

7:29 酬恩祭しうおんさいの犠牲いけにへに用もちふる牛うし二匹ふたつ牡羊をひつじ五匹いつつ牡山羊をやぎ五匹いつつ當歳たうさいの羔羊こひつじ五匹いつつヘロンの子こエリアブの禮物そなへものは是かくのごとし

7:30 第だい四日にちにはルベンの子孫しそんの牧伯つかさシデウルの子こエリヅル献ささげ納ものを爲なせり

7:31 その禮物そなへものは銀ぎんの皿さら一箇ひとつその重おもさは百三十シケル銀ぎんの鉢はち一箇ひとつ是これは七十シケル皆みな聖所きよきところのシケルに循したがふ此この二者ふたつには麥むぎ粉こに油あぶらを和まじへたる祭そさいの品しなを充みたす

7:32 また金きんの匙さじの十シケルなる者もの一箇ひとつ是これには香かうを充みたす

7:33 また燔祭はんさいに用もちふる若わかき牡牛をうし一匹ひとつ牡羊をひつじ一匹ひとつ當歳たうさいの羔羊こひつじ一匹ひとつ

7:34 罪祭ざいさいに用もちふる牡山羊をやぎ一匹ひとつ

7:35 酬恩祭しうおんさいの犠牲いけにへに用もちふる牛うし二匹ふたつ牡羊をひつじ五匹いつつ牡山羊をやぎ五匹いつつ當歳たうさいの羔羊こひつじ五匹いつつシデウルの子こエリヅルの禮物そなへものは是かくのごとし

7:36 第だい五日にちにはシメオンの子孫しそんの牧伯つかさツリシヤダイの子こシルミエル献ささげ物ものを爲なせり

7:37 その禮物そなへものは銀ぎんの皿さら一箇ひとつその重おもさは百三十シケル銀ぎんの鉢はち一箇ひとつ是これは七十シケル皆みな聖所きよきところのシケルに循したがふ此この二者ふたつには麥むぎ粉こに油あぶらを和まじへたる祭そさいの品しなを充みたす

7:38 また金かねの匙さじの十シケルなる者もの一箇ひとつ是ここには香かうを充みたす

7:39 また燔祭はんさいに用もちふる若わかき牡牛をうし一匹ひとつ牡羊をひつじ一匹ひとつ當歳たうさいの羔羊こひつじ一匹ひとつ

7:40 罪祭ざいさいに用もちふる牡山羊をやぎ一匹ひとつ

7:41 酬恩祭しうおんさいの犠牲いけにへに用もちふる牛うし二匹ふたつ牡羊をひつじ五匹いつつ牡山羊をやぎ五匹いつつ當たう歳さいの羔羊こひつじ五匹いつつツリシヤダイの子こシルミエルの禮物そなへものは是かくのごとし

7:42 第だい六日にちにはガドの子孫しそんの牧伯つかさデウエルの子こエリアサフ献ささげ納ものをなせり

7:43 その禮物そなへものは銀ぎんの皿さら一箇ひとつその重おもさは百三十シケル銀ぎんの鉢はち一箇ひとつ是これは七十シケル皆みな聖所きよきところのシケルに循したがふこの二者ふたつには麥むぎ粉こに油あぶらを和まじへたる素祭そさいの品しなを充みたす

7:44 また金きんの匙さじの十シケルなる者もの一箇ひとつ是これには香かうを充みたす

7:45 また燔祭はんさいに用もちふる若わかき牡牛をうし一匹ひとつ牡羊をひつじ一匹ひとつ當歳たうさいの羔羊こひつじ一匹ひとつ

7:46 罪祭ざいさいに用もちふる牡山羊をやぎ一匹ひとつ

7:47 酬恩祭しうおんさいの犠牲いけにへに用もちふる牛うし二匹ふたつ牡羊をひつじ五匹いつつ牡山羊をやぎ五匹いつつ當歳たうさいの羔羊こひつじ五匹いつつデウエルの子こエリアサフの禮物そなへものはかくのごとし

7:48 第だい七日にちにはエフライムの子孫しそんの牧伯つかさアミホデの子こエリシヤマ献ささげ納ものをなせり

7:49 その禮物そなへものは銀ぎんの皿さら一箇ひとつその重おもさは百三十シケル銀ぎんの鉢はち一箇ひとつ是これは七十シケル皆みな聖所きよきところのシケルに循したがふ此この二者ふたつには麥むぎ粉こに油あぶらを和まじへたる祭そさいの品しなを充みたす

7:50 また金きんの匙さじの十シケルなる者もの一箇ひとつ是これには香かうを充みたす

7:51 また燔祭はんさいに用もちふる若わかき牡牛をうし一匹ひとつ牡羊をひつじ一匹ひとつ當歳たうさいの羔羊こひつじ一匹ひとつ

7:52 罪祭ざいさいに用もちふる牡山羊をやぎ一匹ひとつ

7:53 酬恩祭しうおんさいの犠牲いけにへに用もちふる牛うし二匹ふたつ牡羊をひつじ五匹いつつ牡山羊をやぎ五匹いつつ當歳たうさいの羔羊こひつじ五匹いつつアミホデの子こエリシヤマの禮物そなへものは是かくのごとし

7:54 第だい八日にちにはマナセの子孫しそんの牧伯つかさパダヅルの子こガマリエル献ささげ納ものをなせり

7:55 その禮物そなへものは銀ぎんの皿さら一箇ひとつその重おもさは百三十シケル銀ぎんの鉢はち一箇ひとつ是これは七十シケルみな聖所きよきところのシケルに循したがふこの二者ふたつには麥むぎ粉こに油あぶらを和まじへたる素祭そさいの品しなを充みたす

7:56 また金きんの匙さじの十シケルなる者もの一箇ひとつ是これには香かうを充みたす

7:57 また燔祭はんさいに用もちふる若わかき牡牛をうし一匹ひとつ牡羊をひつじ一匹ひとつ當歳たうさいの羔羊こひつじ一匹ひとつ

7:58 罪祭ざいさいに用もちふる牡山羊をやぎ一匹ひとつ

7:59 酬恩祭しうおんさいの犠牲いけにへに用もちふる牛うし二匹ふたつ牡羊をひつじ五匹いつつ牡山羊をやぎ五匹いつつ當歳たうさいの羔羊こひつじ五匹いつつパダヅルの子こガマリエルの禮物そなへものは是かくのごとし

7:60 第だい九日にちにはベニヤミンの子孫しそんの牧伯つかさギデオニの子こアビダン献ささげ納ものをなせり

7:61 その禮物そなへものは銀ぎんの皿さら一箇ひとつその重おもさは百三十シケル銀ぎんの鉢はち一箇ひとつ是これは七十シケルみな聖所きよきところのシケルに循したがふこの二者ふたつには麥むぎ粉こに油あぶらを和まじへたる素祭そさいの品しなを充みたす

7:62 また金きんの匙さじの十シケルなる者もの一箇ひとつ是これには香かうを充みたす

7:63 また燔祭はんさいに用もちふる若わかき牡牛をうし一匹ひとつ牡羊をひつじ一匹ひとつ當歳たうさいの羔羊こひつじ一匹ひとつ

7:64 罪祭ざいさいに用もちふる牡山羊をやぎ一匹ひとつ

7:65 酬恩祭しうおんさいの犠牲いけにへに用もちふる牛うし二匹ふたつ牡羊をひつじ五匹いつつ牡山羊をやぎ五匹いつつ當歳たうさいの羔羊こひつじ五匹いつつギデオニの子こアビダンの禮物そなへものは是かくのごとし

7:66 第だい十日にちにはダンの子孫しそんの牧伯つかさアミシヤダイの子こアヒエゼル献ささげ納ものをなせり

7:67 その禮物そなへものは銀ぎんの皿さら一箇ひとつその重おもさは百三十シケル銀ぎんの鉢はち一箇ひとつ是これは七十シケル皆みな聖所きよきところのシケルに循したがふこの二者ふたつには麥むぎ粉こに油あぶらを和まじへたる素祭そさいの品しなを充みたす

7:68 また金きんの匙さじの十シケルなる者もの一箇ひとつ是これには香かうを充みたす

7:69 また燔祭はんさいに用もちふる若わかき牡牛をうし一匹ひとつ牡羊をひつじ一匹ひとつ當歳たうさいの羔羊こひつじ一匹ひとつ

7:70 罪祭ざいさいに用もちふる牡山羊をやぎ一匹ひとつ

7:71 酬恩祭しうおんさいの犠牲いけにへに用もちふる牛うし二匹ふたつ牡羊をひつじ五匹いつつ牡山羊をやぎ五匹いつつ當歳たうさいの羔羊こひつじ五匹いつつアミシヤダイの子こアヒエゼルの禮物そなへものは是かくのごとし

7:72 第だい十一日にちにはアセルの子孫しそんの牧伯つかさオクランの子こパギエル献ささげ納ものを爲なせり

7:73 その禮物そなへものは銀ぎんの皿さら一箇ひとつその重おもさは百三十シケル銀ぎんの鉢はち一箇ひとつ是これは七十シケルみな聖所きよきところのシケルに循したがふこの二者ふたつには麥むぎ粉こに油あぶらを和まじへたる素祭そさいの品しなを充みたす

7:74 亦また金きんの匙さじの十シケルなる者もの一箇ひとつ是これには香かうを充みたす

7:75 亦また燔祭はんさいに用もちふる若わかき牡牛をうし一匹ひとつ牡羊をひつじ一匹ひとつ當歳たうさいの羔羊こひつじ一匹ひとつ

7:76 罪祭ざいさいに用もちふる牡山羊をやぎ一匹ひとつ

7:77 酬恩祭しうおんさいの犠牲いけにへに用もちふる牛うし二匹ふたつ牡羊をひつじ五匹いつつ牡山羊をやぎ五匹いつつ當歳たうさいの羔羊こひつじ五匹いつつオクランの子こパギエルの禮物そなへものは是かくのごとし

7:78 第だい十二日にちにはナフタリの子孫しそんの牧伯つかさエナンの子こアヒラ献ささげ物ものをなせり

7:79 其その禮物そなへものは銀ぎんの皿さら一箇ひとつその重おもさは百三十シケル銀ぎんの鉢はち一箇ひとつ是これは七十シケルみな聖所きよきところのシケルに循したがふこの二者ふたつには麥むぎ粉こに油あぶらを和まじへたる素祭そさいの品しなを充みたす

7:80 また金きんの匙さじの十シケルなる者もの一箇ひとつ是これには香かうを充みたす

7:81 また燔祭はんさいに用もちふる若わかき牡牛をうし一匹ひとつ牡羊をひつじ一匹ひとつ當歳たうさいの羔羊こひつじ一匹ひとつ

7:82 罪祭ざいさいに用もちふる牡山羊をやぎ一匹ひとつ

7:83 酬恩祭しうおんさいの犠牲いけにへに用もちふる牛うし二匹ふたつ牡羊をひつじ五匹いつつ牡山羊をやぎ五匹いつつ當歳たうさいの羔羊こひつじ五匹いつつエナンの子こアヒラの禮物そなへものは是かくのごとし

7:84 是これすなはち壇だんに油あぶらを灌そそげる日ひにイスラエルの牧伯等つかさたちが献ささげたる壇だん奉納をさめの禮物そなへものなり即すなはち銀ぎんの皿さら十二銀ぎんの鉢はち十二金きんの匙さじ十二

7:85 銀ぎんの皿さらは各々おのおの百三十シケル鉢はちは各々おのおの七十シケル聖所きよきところのシケルに依よればこの諸すべての銀ぎんの器うつははその重おもさ都合あはせて二千四百シケルなりき

7:86 また香かうを充みたせる金きんの匙さじ十二ありその重おもさは聖所きよきところのシケルに依よれば各々おのおの十シケルその匙さじの金きんは都合あはせて百二十シケルなりき

7:87 また燔祭はんさいに用もちふる者ものは牡牛をうし十二牡羊をひつじ十二當歳たうさいの羔羊こひつじ十二ありき之これにその素祭そさいの物ものを加くはふまた罪祭ざいさいの牡山羊をやぎ十二あり

7:88 また酬恩祭しうおんさいの犠牲いけにへに用もちふる者ものは牡牛をうし二十四牡羊をひつじ六十牡山羊をやぎ六十當歳たうさいの羔羊こひつじ六十あり壇だんに膏あぶらを灌そそぎて後のちに献ささげたる壇だん奉納をさめの禮物そなへものは是かくのごとし

7:89 斯かくてモーセはヱホバと語ものいはんとて集會しふくわいの幕屋まくやに入いりけるに律法おきての櫃はこの上うへなる贖罪しよくざい所しゆの上うへ兩箇ふたつのケルビムの間あひだより聲こゑいでて己おのれに語ものいふを聽きけり即すなはち彼かれと語ものいへり