口語訳聖書(振り仮名付き)

章: 37  38  39  40  41  42  43  44  45  46  47  48

エゼキエルしょ

第37章    Ek-Audio 

37:1 しゅがわたしにのぞみ、しゅはわたしをしゅれいたしてかせ、たになかにわたしをかれた。そこにはほねちていた。

37:2 かれはわたしにたに周囲しゅういきめぐらせた。よ、たにめんには、はなはだおおくのほねがあり、みないたくれていた。

37:3 かれはわたしにわれた、「ひとよ、これらのほねは、かえることができるのか」。わたしはこたえた、「しゅなるかみよ、あなたはごぞんじです」。

37:4 かれはまたわたしにわれた、「これらのほね預言よげんして、え。れたほねよ、しゅ言葉ことばけ。

37:5 しゅなるかみはこれらのほねにこうわれる、よ、わたしはあなたがたのうちにいきれて、あなたがたをかす。

37:6 わたしはあなたがたのうえすじあたえ、にくしょうじさせ、かわでおおい、あなたがたのうちにいきあたえてかす。そこであなたがたはわたしがしゅであることをさとる」。

37:7 わたしはめいじられたように預言よげんしたが、わたしが預言よげんしたときこえがあった。よ、うごおとがあり、ほねほねあつまってあいつらなった。

37:8 わたしがていると、そのうえすじができ、にくしょうじ、かわがこれをおおったが、いきはそのなかになかった。

37:9 ときかれはわたしにわれた、「ひとよ、いき預言よげんせよ、いき預言よげんしてえ。しゅなるかみはこうわれる、いきよ、四方しほうからいてて、このころされたものたちのうえき、かれらをかせ」。

37:10 そこでわたしがめいじられたように預言よげんすると、いきはこれにはいった。するとかれらはき、そのあしち、はなはだおおいなる群衆ぐんしゅうとなった。

37:11 そこでかれはわたしにわれた、「ひとよ、これらのほねはイスラエルの全家ぜんかである。よ、かれらはう、『われわれのほねれ、われわれののぞみはき、われわれはてる』と。

37:12 それゆえかれらに預言よげんしてえ。しゅなるかみはこうわれる、わがたみよ、よ、わたしはあなたがたのはかひらき、あなたがたをはかからとりあげて、イスラエルのにはいらせる。

37:13 わがたみよ、わたしがあなたがたのはかひらき、あなたがたをそのはかからとりあげるとき、あなたがたは、わたしがしゅであることをさとる。

37:14 わたしがわがれいを、あなたがたのうちにいて、あなたがたをかし、あなたがたをその安住あんじゅうさせるとき、あなたがたは、しゅなるわたしがこれをい、これをおこなったことをさとると、しゅわれる」。

37:15 しゅ言葉ことばがわたしにのぞんだ、

37:16 「ひとよ、あなたは一ぽんり、そのうえに『ユダおよびそのともであるイスラエルの子孫しそんのために』とき、また一ぽんって、そのうえに『ヨセフおよびそのともであるイスラエルの全家ぜんかのために』とけ。これはエフライムのである。

37:17 あなたはこれらをわせて、一つのとなせ。これらはあなたので一つになる。

37:18 あなたのたみ人々ひとびとがあなたにかって、『これはなんのことであるか、われわれにしめしてくれないか』とときは、

37:19 これにえ、しゅなるかみはこうわれる、よ、わたしはエフライムのにあるヨセフと、そのともであるイスラエルの部族ぶぞくり、これをユダのわせて、一つのとなす。これらはわたしので一つとなる。

37:20 あなたが文字もじいたが、かれらのまえで、あなたのにあるとき、

37:21 あなたはかれらにえ。しゅなるかみは、こうわれる、よ、わたしはイスラエルの人々ひとびとを、そのった国々くにぐにからし、四方しほうからかれらをあつめて、そのにみちびき、

37:22 そのかれらを一つのたみとなしてイスラエルの山々やまやまにおらせ、ひとりのおうかれ全体ぜんたいおうとなり、かれらはかさねて二つの国民こくみんとならず、ふたたび二つのくにわかれない。

37:23 かれらはまた、その偶像ぐうぞうと、そのにくむべきことどもと、もろもろのとがとをもって、けがすことはない。わたしはかれらを、そのおかしたすべての背信はいしんからすくして、これをきよめる。そしてかれらはわがたみとなり、わたしはかれらのかみとなる。

37:24 わがしもべダビデはかれらのおうとなる。かれらすべてのもののために、ひとりの牧者ぼくしゃつ。かれらはわがおきてにあゆみ、わがさだめをまもっておこなう。

37:25 かれらはわがしもべヤコブに、わたしがあたえたむ。これはあなたがたの先祖せんぞんだところである。そこにかれらと、そのらと、その子孫しそんとが永遠えいえんみ、わがしもべダビデが、永遠えいえんかれらのきみとなる。

37:26 わたしはかれらと平和へいわ契約けいやくむすぶ。これはかれらの永遠えいえん契約けいやくとなる。わたしはかれらを祝福しゅくふくし、かれらをふやし、わが聖所せいじょ永遠えいえんかれらのなかく。

37:27 わがすみかはかれらとともにあり、わたしはかれらのかみとなり、かれらはわがたみとなる。

37:28 そしてわが聖所せいじょ永遠えいえんに、かれらのうちにあるようになるとき、しょ国民こくみんしゅなるわたしが、イスラエルを聖別せいべつするものであることをさとる」。 

第38章 

38:1 しゅ言葉ことばがわたしにのぞんだ、

38:2 「ひとよ、メセクとトバルの大君おおぎみであるマゴグののゴグに、あなたのかおけ、これにたいして預言よげんして、

38:3 え。しゅなるかみはこうわれる、メセクとトバルの大君おおぎみであるゴグよ、よ、わたしはあなたのてきとなる。

38:4 わたしはあなたをきもどし、あなたのあごにかぎをかけて、あなたと、あなたのすべての軍勢ぐんぜいと、うまと、騎兵きへいとをす。かれらはみな武具ぶぐをつけ、大盾おおだて小盾こだてち、すべてつるぎをとるもの大軍たいぐんである。

38:5 ペルシャ、エチオピヤ、プテはかれらとともにおり、みなたてとかぶとをつ。

38:6 ゴメルとそのすべての軍隊ぐんたいきたはてのベテ・トガルマと、そのすべての軍隊ぐんたいなど、おおくのたみもあなたとともにおる。

38:7 あなたはそなえをなせ。あなたとあなたのところあつまった軍隊ぐんたいは、みなそなえをなせ。そしてあなたはかれらの保護ほごしゃとなれ。

38:8 おおくののち、あなたはあつめられ、おわりのねんにあなたはたたかいから回復かいふくされた、すなわちおおくのたみなかから、人々ひとびとあつめられたかい、ひさしくれすたれたイスラエルの山々やまやまかってすすむ。その人々ひとびと国々くにぐにからみちびされて、みなやすらかにんでいる。

38:9 あなたはそのすべての軍隊ぐんたいおよびおおくのたみひきいてのぼり、暴風ぼうふうのようにすすみ、くものようにをおおう。

38:10 しゅなるかみはこうわれる、そのに、あなたのこころおもいがおこり、わるはかりごとをくわだてて、

38:11 う、『わたしは無防備むぼうび村々むらむらのぼり、おだやかにしてやすらかにたみ、すべていしがきもなく、かんもんもないものどもをめよう』と。

38:12 そしてあなたはものうばい、ものをかすめ、いまひとむようになっているあとめ、また国々くにぐにからあつまってきて、中央ちゅうおうみ、家畜かちくざいとをたみめようとする。

38:13 シバ、デダン、タルシシの商人しょうにん、およびそのもろもろの村々むらむらはあなたにう、『あなたはものうばうためにたのか。ものをかすめるために軍隊ぐんたいあつめたのか。あなたは金銀きんぎんり、家畜かちくざいとをりあげ、おおいにものうばおうとするのか』と。

38:14 それゆえ、ひとよ、ゴグに預言よげんしてえ。しゅなるかみはこうわれる、わがたみイスラエルのやすらかにむそのに、あなたはちあがり、

38:15 きたはてのあなたのところからる。おおくのたみはあなたとともにおり、みなうまり、その軍隊ぐんたいおおきく、その兵士へいしつよい。

38:16 あなたはわがたみイスラエルにめのぼり、くものようにをおおう。ゴグよ、おわりのにわたしはあなたを、わがくにめきたらせ、あなたをとおして、わたしのせいなることをしょ国民こくみんまえにあらわして、かれらにわたしをらせる。

38:17 しゅなるかみはこうわれる、わたしがむかし、わがしもべイスラエルの預言者よげんしゃたちによってかたったのは、あなたのことではないか。すなわちかれらは、そのころとしひさしく預言よげんして、わたしはあなたをおくって、かれらをめさせるとったではないか。

38:18 しかししゅなるかみわれる、その、すなわちゴグがイスラエルのに、わがいかりはあらわれる。

38:19 わたしは、わがねたみと、えたついかりとをもってう。そのにはかならずイスラエルのに、おおいなる震動しんどうがあり、

38:20 うみうおそらとりけもの、すべてのうもの、のおもてにあるすべてのひとは、わがまえふるえる。また山々やまやまはくずれ、がけはち、すべてのいしがきはたおれる。

38:21 しゅなるかみわれる、わたしはゴグにたいし、すべてのおそれをびよせる。すべてのひとのつるぎは、その兄弟きょうだいけられる。

38:22 わたしは疫病えきびょう流血りゅうけつとをもってかれをさばく。わたしはみなぎるあめと、ひょうと、と、硫黄いおうとを、かれとその軍隊ぐんたいおよびかれともにおるおおくのたみうえらせる。

38:23 そしてわたしはわたしのおおいなることと、わたしのせいなることとを、おおくの国民こくみんしめす。そしてかれらはわたしがしゅであることをさとる。 

第39章 

39:1 ひとよ、ゴグにかって預言よげんしてえ。しゅなるかみはこうわれる、メセクとトバルの大君おおぎみであるゴグよ、よ、わたしはあなたのてきとなる。

39:2 わたしはあなたをきもどし、あなたをしやり、きたはてからのぼらせ、イスラエルの山々やまやまみちびき、

39:3 あなたのひだりからゆみおとし、みぎからおとさせる。

39:4 あなたとあなたのすべての軍隊ぐんたいおよびあなたとともにいるたみたちは、イスラエルの山々やまやまたおれる。わたしはあなたを、諸種しょしゅ猛禽もうきん野獣やじゅうとにあたえてわせる。

39:5 あなたはおもてたおれる。わたしがこれをったからであると、しゅなるかみわれる。

39:6 わたしはゴグと、海沿うみぞいの国々くにぐにやすらかにものたいしておくり、かれらにわたしがしゅであることをさとらせる。

39:7 わたしはわがせいなるを、わがたみイスラエルのうちにらせ、かさねてわがせいなるけがさせない。しょ国民こくみんはわたしがしゅ、イスラエルの聖者せいじゃであることをさとる。

39:8 しゅなるかみわれる、よ、これはる、かなら成就じょうじゅする。これはわたしがったである。

39:9 イスラエルの町々まちまちものて、武器ぶきすなわち大盾おおだて小盾こだてゆみやり、およびやりなどをやし、き、七ねんあいだこれをやす。

39:10 かれらはかららず、もりかららず、武器ぶきやし、自分じぶんをかすめたものをかすめ、自分じぶんものうばったものうばうと、しゅなるかみわれる。

39:11 その、わたしはイスラエルのうちに、墓地ぼちをゴグにあたえる。これはたびびとのたににあってうみひがしにある。これはたびびとをさまたげる。そこにゴグとその民衆みんしゅうめるからである。これをハモン・ゴグのたにづける。

39:12 イスラエルのいえはこれをめて、きよめるために七かげつついやす。

39:13 くにのすべてのたみはこれをめ、これによってたかめる。これはわがさかえをあらわであると、しゅなるかみわれる。

39:14 かれらは人々ひとびとえらんで、えずくになかきめぐらせ、のおもてにのこっているものめて、これをきよめさせる。七かげつおわりにかれらはたずねる。

39:15 くにきめぐるものきめぐって、ひとほねとき死人しにんめるものが、これをハモン・ゴグのたにめるまで、そのかたわらに、しるべててく。

39:16 (ハモナのまちもそこにある。)こうしてかれらはそのくにきよめる。

39:17 しゅなるかみはこうわれる、ひとよ、諸種しょしゅとりけものとにえ、みなあつまってこい。わたしがおまえたちのためにそなえた犠牲ぎせい、すなわちイスラエルの山々やまやまうえにある、おおいなる犠牲ぎせいに、四方しほうからあつまり、そのにくい、そのめ。

39:18 おまえたちは勇士ゆうしにくい、きみたちのめ。雄羊おひつじ小羊こひつじやぎ、雄牛おうしなどすべてバシャンのえたけものえ。

39:19 わたしがおまえたちのためにそなえた犠牲ぎせいは、きるまでその脂肪しぼうべ、うまでめ。

39:20 おまえたちはわが食卓しょくたくについてうまと、騎手きしゅと、勇士ゆうしと、もろもろの戦士せんしとをきるほどべると、しゅなるかみわれる。

39:21 わたしはわが栄光えいこうしょ国民こくみんしめす。すべての国民こくみんはわたしがおこなったさばきと、わたしがかれらのうえくわえたとをる。

39:22 このからのち、イスラエルのいえはわたしがかれらのかみしゅであることをさとるようになる。

39:23 またしょ国民こくみんはイスラエルのいえが、そのあくによってとらうつされたことをさとる。かれらがわたしにそむいたので、わたしはわがかおかれらにかくし、かれらをそのてきわたした。それでかれらはみなつるぎにたおれた。

39:24 わたしはかれらのけがれと、とがとにしたがって、かれらをあつかい、わたしのかおかれらにかくした。

39:25 それゆえ、しゅなるかみはこうわれる、いまわたしはヤコブの幸福こうふくをもとにかえし、イスラエルの全家ぜんかをあわれみ、わがせいなるのために、ねたみをおこす。

39:26 かれらは、そのくにやすらかにみ、だれもこれをおそれさせるものがないようになったとき自分じぶんはじと、わたしにかってなした反逆はんぎゃくとをわすれる。

39:27 わたしがかれらをしょ国民こくみんなかからかえらせ、そのてきくにからあつめ、かれらによって、わたしのせいなることを、おおくの国民こくみんまえしめとき

39:28 かれらは、わたしがかれらのかみしゅであることをさとる。これはわたしがかれらをしょ国民こくみんのうちにうつし、またこれをそのくにあつめたからである。わたしはそのひとりをも、国々くにぐにのうちにのこすことをしない。

39:29 わたしは、わがれいをイスラエルのいえそそときかさねてわがかおかれらにかくさないと、しゅなるかみわれる」。 

第40章 

40:1 われわれがとらうつされてから二十五ねんみやこやぶられてのち十四ねん、そのねんはじめのつきの十、そのしゅがわたしにのぞみ、わたしをかのところたずさえてった。

40:2 すなわちかみまぼろしのうちに、わたしをイスラエルのたずさえてって、非常ひじょうたかやまうえにおろされた。そのやまうえに、わたしと相対あいたいして、一つのまちのような建物たてものがあった。

40:3 かみがわたしをそこにたずさえてかれると、よ、ひとりのひとがいた。その姿すがた青銅せいどうかたちのようで、あさのなわと、はかりざおとをってもんっていた。

40:4 そのひとはわたしにった、「ひとよ、みみき、わたしがあなたにしめす、すべてのことこころにとめよ。あなたをここにたずさえてたのは、これをあなたにしめすためである。あなたのることを、ことごとくイスラエルのいえげよ」。

40:5 よ、みやそと周囲しゅういに、かきがあり、そのひとに六キュビトのはかりざおがあった。そのキュビトは、おのおの一キュビトとひとはばとである。かれが、そのかきのあつさをはかると、一さおあり、たかさも一さおあった。

40:6 かれひがしきのもんき、その階段かいだんのぼって、もん敷居しきいはかると、そのあつさは一さおあり、

40:7 そのしょながさ一さお、はば一さお、しょと、しょとのあいだは五キュビトあり、うちもんろうのかたわらのもん敷居しきいは一さおあった。

40:8 もんろうはかると八キュビトあり、

40:9 そのわきばしらは二キュビト、もんろう内側うちがわにあった。

40:10 ひがしきのもんしょは、こなたに三つ、かなたに三つあり、三つともおな寸法すんぽうである。わきばしらもまた、こなたかなたともにおな寸法すんぽうである。

40:11 もん入口いりぐちひろさをはかると十キュビトあり、もんながさは十三キュビトあった。

40:12 しょまえさかいは一キュビト、かなたのさかいも一キュビトで、しょは、こなたかなたともに六キュビトあった。

40:13 かれがまたこのしょうらから、かのしょうらまで、もんはかると、入口いりぐちから入口いりぐちまで二十五キュビトあった。

40:14 かれがまたろうはかると二十キュビトあり、もんろう周囲しゅういは、すべてにわである。

40:15 入口いりぐちもんまえからうちもんろうまえまで五十キュビトあり、

40:16 しょと、もん内側うちがわ周囲しゅういわきばしらとにまどがあり、ろう内側うちがわ周囲しゅういにも、同様どうようまどがあり、わきばしらには、しゅろがあった。

40:17 かれがまたわたしをそとにわたずされると、よ、にわ周囲しゅういもうけたしつと、敷石しきいしとがあり、敷石しきいしうえに三十のしつがあった。

40:18 敷石しきいしもんのわきにあり、もんおなながさで、これはした敷石しきいしである。

40:19 かれしたもんうちまえから、内庭うちにわそとまえまでの距離きょりはかると、百キュビトあった。

40:20 またかれはわたしにさきだってきたった。よ、そこにそとにわぞくするきたきのもんがあった。かれはそのながさとはばとをはかった。

40:21 そのしょが、こなたに三つ、かなたに三つあり、またわきばしらろうとがあった。これらははじめのもんおな寸法すんぽうで、ながさは五十キュビト、はばは二十五キュビトである。

40:22 そのまどと、ろうと、しゅろとは、ひがしきのもんにあるものとおな寸法すんぽうである。そして七だん階段かいだんて、それにのぼると、ろう内側うちがわにあった。

40:23 内庭うちにわもんきたひがしもんかっていた。かれもんからもんまでをはかると、百キュビトあった。

40:24 かれがまたわたしをみなみかせると、よ、みなみきのもんがあった。そのわきばしらろうはかると、ほかおな寸法すんぽうであった。

40:25 これと、そのろう周囲しゅういとに、まどのようなまどがあって、そのながさは五十キュビト、はばは二十五キュビトあった。

40:26 これをのぼるのに七だん階段かいだんがあり、そのろう内側うちがわにあった。そのわきばしらうえには、こなたに一つ、かなたに一つのしゅろがあった。

40:27 内庭うちにわにはみなみきのもんがあり、もんからもんまでみなみほうはかると、百キュビトあった。

40:28 かれがわたしをみなみもんから内庭うちにわにはいらせ、みなみもんはかると、さきのものと、おな寸法すんぽうであった。

40:29 そのしょと、わきばしらと、ろうとは、のものとおな寸法すんぽうで、そのもんと、ろう周囲しゅういとにはまどがあり、もんながさは五十キュビト、はばは二十五キュビトであった。

40:30 周囲しゅういろうがあって、そのながさは二十五キュビト、はばは五キュビトである。

40:31 そのろうそとにわめんして、わきばしらうえにしゅろがあり、その階段かいだんは八だんであった。

40:32 かれはまたわたしを内庭うちにわひがしほうたずさえてって、もんはかった。それはほかおな寸法すんぽうであった。

40:33 そのしょと、わきばしらと、ろうとは、ほかおな寸法すんぽうで、そのもんと、そのろう周囲しゅういとにまどがあり、もんながさは五十キュビト、はばは二十五キュビトである。

40:34 そのろうそとにわめんし、そのわきばしらうえには、こなたかなたに、しゅろがあり、その階段かいだんは八だんであった。

40:35 かれがまたわたしをきたもんたずさえてって、これをはかると、それはほかおな寸法すんぽうであった。

40:36 そのしょと、わきばしらと、ろうとは、ほかおな寸法すんぽうで、その周囲しゅういまどがあり、もんながさは五十キュビト、はばは二十五キュビトである。

40:37 そのろうそとにわめんし、そのわきばしらうえには、こなたかなたに、しゅろがあり、その階段かいだんは八だんであった。

40:38 もんろうのあるしつがあって、そこは燔祭はんさいものあらところである。

40:39 もんろうに、こなたに二つのだい、かなたに二つのだいがあり、そのうえで、燔祭はんさい罪祭ざいさい愆祭けんさいものをほふるのであった。

40:40 きたもん入口いりぐちにあるろうそと片側かたがわに、二つのだいがあり、もんろうがわにも、二つのだいがあり、

40:41 もんのかたわら、内側うちがわに四つのだい外側そとがわに四つのだいがあって、わせて八つのだいである。そのうえで、犠牲ぎせいものをほふるのである。

40:42 そこにまた燔祭はんさいのために四つのいしだいがあり、そのながさは一キュビトはんはばは一キュビトはんたかさは一キュビト、そのうえ燔祭はんさいおよび犠牲ぎせいをほふるうつわくのである。

40:43 うち周囲しゅういに、ひとはばくぎちつけてあって、そなものにくは、だいうえかれるのである。

40:44 かれはまたわたしを、そとから内庭うちにわれてはいった。よ、内庭うちにわに二つのしつがあり、一つはきたもんのかたわらにあってみなみかい、一つはみなみもんのかたわらにあって、きたかっていた。

40:45 かれはわたしにった、このみなみきのしつは、みやまも祭司さいしのためのもの、

40:46 またきたきのしつは、祭壇さいだんまも祭司さいしのためのものである。そのひとたちは、レビの子孫しそんのうちのザドクの子孫しそんであって、しゅちかつかえるものたちである。

40:47 そしてかれにわはかると、そのながさは百キュビト、はばも百キュビトで四かくである。みやまえには祭壇さいだんがあった。

40:48 かれがわたしをみやろうれてって、ろうわきばしらはかると、こなたも五キュビト、かなたも五キュビトであり、もんはばは十四キュビトである。もんかべは、こなたも三キュビト、かなたも三キュビトである。

40:49 ろうながさは二十キュビト、はばは十二キュビトであり、十の階段かいだんによってのぼるのである。わきばしら沿って、こなたに一つ、かなたに一つのはしらがあった。 

第41章 

41:1 かれがわたしを拝殿はいでんれてって、わきばしらはかると、こなたのはばも六キュビト、かなたのはばも六キュビトあった。

41:2 そのはばは十キュビト、のわきのかべは、こなたも五キュビト、かなたも五キュビトあった。かれはまた拝殿はいでんながさをはかると四十キュビト、そのはばは二十キュビトあった。

41:3 かれがまたうちにはいって、わきばしらはかると、それは二キュビトあり、はばは六キュビト、のわきのかべは七キュビトあった。

41:4 かれはまた拝殿はいでんおくしつながさをはかると二十キュビト、はばも二十キュビトあった。そしてかれはわたしに、これは至聖所しせいじょであるとった。

41:5 かれみやかべはかると、そのあつさは六キュビトあり、みや周囲しゅうい脇間わきまひろさは、四方しほうおのおの四キュビトあり、

41:6 脇間わきまは、しつうえしつがあって三かいになり、各階かくかいに三十のしつがある。みや周囲しゅういかべには、脇間わきまをささえる突起とっきがあった。これは脇間わきまが、みやかべそのものによってささえられないためである。

41:7 脇間わきまは、みや周囲しゅうい各階かくかいにある突起とっきにつれて、かいかさねてうえにいくにしたがってひろくなり、みや外部がいぶ階段かいだんうえつうじ、一かいから三かいへは、二かいをとおってのぼるのである。

41:8 わたしはまたみや周囲しゅういたかところのあるのをた。脇間わきまもといはかると、六キュビトの一さおあった。

41:9 脇間わきまそとかべあつさは五キュビト、あきになっているたかところは五キュビトあった。みやたかところと、

41:10 にわしつあいだには、みや周囲しゅういに、ひろさ二十キュビトのところがあった。

41:11 脇間わきまは、あきになっているたかところかってひらけ、一つのきたかい、一つのみなみかっていた。そのあきになっているところはばは、周囲しゅうい五キュビトであった。

41:12 西にしほうみやにわめんした建物たてものは、はば七十キュビト、その建物たてもの周囲しゅういかべあつさは五キュビト、ながさは九十キュビトであった。

41:13 かれみやはかると、そのながさは百キュビトあり、そのにわ建物たてものと、そのかべながさ百キュビト、

41:14 またみやひがしめんしたところにわとのはばは百キュビトであった。

41:15 かれ西にしほうにわめんした建物たてものと、そのかべながさをはかると、かなた、こなたともに百キュビトであった。みや拝殿はいでんと、内部ないぶしつと、そとろうとには、羽目板はめいたがあった。

41:16 これらの三つのものの周囲しゅういには、すべて引込ひっこわくまどがあり、みや敷居しきいめんして、みや周囲しゅういは、ゆかからまどまで、羽目板はめいたであって、まどには、おおいがあった。

41:17 うわそらところ内室ないしつそとしつともに、羽目板はめいたであった。内室ないしつおよび拝殿はいでん周囲しゅういのすべてのかべには、おなじように彫刻ちょうこくしてあった。

41:18 すなわちケルビムと、しゅろとが彫刻ちょうこくしてあった。ケルブとケルブとのあいだに、しゅろがあり、おのおののケルブには、二つのかおがあり、

41:19 こなたには、しゅろにかって、ひとかおがあり、かなたには、しゅろにかって、わかじしのかおがあり、みや周囲しゅういは、すべてこのように彫刻ちょうこくしてあった。

41:20 ゆかからうえまで、ケルビムと、しゅろとが、かべ彫刻ちょうこくしてあった。

41:21 拝殿はいでんばしらは四かくであった。聖所せいじょまえには、祭壇さいだんたものがあった。

41:22 そのたかさは三キュビト、ながさは二キュビト、はばは二キュビトで、すみと、だいと、かべとは、ともにである。かれはわたしにった、「これはしゅまえにあるつくえである」

41:23 拝殿はいでん聖所せいじょとには、二つのがあり、

41:24 そのには、二つのとびらがあった。すなわち二つのひらである。

41:25 拝殿はいでんには、おのおのにケルビムと、しゅろとが、彫刻ちょうこくしてあって、それはかべ彫刻ちょうこくしたものとおなじである。またそとろうめんして、天蓋てんがいがあり、

41:26 ろうかべには、こなたかなたに引込ひっこまどと、しゅろとがあった。 

第42章 

42:1 かれはわたしをきたほう内庭うちにわし、にわかったきたほう建物たてものたいするしつみちびいた。

42:2 北側きたがわにある建物たてものながさは百キュビト、はばは五十キュビトである。

42:3 二十キュビトの内庭うちにわつづいて、そとにわ敷石しきいしめんし、三かいになった廊下ろうかがあった。

42:4 またしつまえはば十キュビト、ながさ百キュビトの通路つうろがあった。そのきたかっていた。

42:5 その建物たてものうえしつは、したしつなかしつよりもせまかった。それは廊下ろうかのために、場所ばしょったためである。

42:6 これらは三かいであって、そとにわはしらのようなはしらたなかった。それでうえしつは、したおよびなかしつよりもせまいのである。

42:7 しつそと沿ってかきがあり、それはしつかってそとにわいたる。そのながさは五十キュビト、

42:8 そとにわしつながさも五十キュビトあった。みやめんするところは百キュビトであった。

42:9 これらのしつしたそとにわからこれにはいるように、東側ひがしがわ入口いりぐちがあった。

42:10 外側そとがわのかきは、そとにわはじまっている。

みなみほうで、にわ建物たてものとのまえに、しつがあった。

42:11 きたきのしつ同様どうように、そのまえ通路つうろがあり、そのながさもはば同様どうようで、その出口でぐちもその配置はいちもその同様どうようである。

42:12 みなみしつしたに、人々ひとびと通路つうろにはいるひがし入口いりぐちがあり、これにたいしてへだてのかきがあった。

42:13 ときかれはわたしにった、「にわめんしたきたしつと、みなみしつとは、せいなるしつであって、しゅちかつかえる祭司さいしたちが、もっとせいなるものをべる場所ばしょである。その場所ばしょかれらは、もっとせいなるもの、すなわちそさい罪祭ざいさい愆祭けんさいのものをかなければならない。その場所ばしょせいだからである。

42:14 祭司さいしたちが、聖所せいじょにはいったときは、そこからそとにわてはならない。かれらはつとめをおこな衣服いふくを、そのところかなければならない。これはせいだからである。かれらは民衆みんしゅうぞくする場所ばしょちかづくまえに、衣服いふくけなければならない」。

42:15 かれらはみやにわ内部ないぶはかえると、ひがしきのもんみちから、わたしをして、みや周囲しゅういはかった。

42:16 かれはかりざおで、東側ひがしがわはかると、はかりざおで五百キュビトあり、

42:17 またてんじて、北側きたがわはかると、はかりざおで五百キュビトあり、

42:18 またてんじて、南側みなみがわはかると、はかりざおで五百キュビトあり、

42:19 またてんじて、西側にしがわはかると、はかりざおで五百キュビトあった。

42:20 このように、四方しほうはかったが、その周囲しゅういに、ながさ五百キュビト、はば五百キュビトのかきがあって、聖所せいじょと、ぞくところとのへだてをなしていた。 

第43章 

43:1 そののちかれはわたしをもんみちびいた。もんひがしめんしていた。

43:2 そのときよ、イスラエルのかみ栄光えいこうが、ひがしほうからたが、そのひびきは、大水おおみずひびきのようで、はその栄光えいこうかがやいた。

43:3 わたしがまぼろしようは、かれがこのまちほろぼしにときに、わたしがまぼろし同様どうようで、これはまたわたしがケバルがわのほとりでまぼろしのようであった。それでわたしはかおせた。

43:4 しゅ栄光えいこうが、ひがしほうめんしたもんみちからみやにはいったとき

43:5 れいがわたしをげて、内庭うちにわみちびれると、よ、しゅ栄光えいこうみやちた。

43:6 そのひとがわたしのかたわらにったとき、わたしはひとりのひとが、みやなかからわたしにかたるのをいた。

43:7 かれはわたしにった、「ひとよ、これはわたしのくらいのあるところ、わたしのあしうらところ、わたしが永久えいきゅうにイスラエルの人々ひとびとなかところである。またイスラエルのいえは、たみもそのおうたちも、ふたた姦淫かんいんと、おうたちの死体したいとをもって、わがせいなるけがさない。

43:8 かれらはその敷居しきいを、わが敷居しきいのかたわらにもうけ、その門柱もんちゅうを、わが門柱もんちゅうのかたわらにもうけたので、わたしとかれらとのあいだには、わずかにかべがあるのみである。そしてかれらは、そのおかしたにくむべきことをもって、わがせいなるけがしたので、わたしはいかりをもって、これをほろぼした。

43:9 いまかれらにめいじて姦淫かんいんと、そのおうたちの死体したいを、わたしからとおのぞかせよ。そうしたら、わたしは永久えいきゅうかれらのなかむ。

43:10 ひとよ、みやと、その外形がいけいと、設計せっけいとをイスラエルのいえしめせ。かれらはそのあくじるであろう。

43:11 かれらがそのおかしたすべてのことじたら、かれらに、このみやかた設備せつび出口でぐち入口いりぐち、すべての形式けいしき、すべてのおきて、すべての規定きていしめせ。これをかれらのまえき、かれらにそのすべての規定きていと、おきてとをまもおこなわせよ。

43:12 みや規定きていはこれである。やまいただき四方しほう地域ちいきはみなもっとせいである。よ、これはみや規定きていである。

43:13 祭壇さいだん寸法すんぽうはキュビトですれば、つぎのようである。(そのキュビトは一キュビトとひとはばである。)土台どだいたかさ一キュビト、はば一キュビト、その周囲しゅういふちはんキュビトである。

43:14 祭壇さいだんたかさは、つぎのとおりである。地面じめん土台どだいからしたのかさねまで二キュビト、はばは一キュビト、またちいさいかさねからおおきいかさねまで四キュビト、そのはばは一キュビトである。

43:15 祭壇さいだんは四キュビトで、祭壇さいだんからたかさ一キュビトのつのが四ほんていた。

43:16 ながさ十二キュビト、はば十二キュビトの四角形かくけいである。

43:17 そのかさねは四方しほうともながさ十四キュビト、はば十四キュビトの四角形かくけい、その周囲しゅういふちはばはんキュビト、そのだい四方しほう一キュビト、その階段かいだんひがしめんする」。

43:18 かれはわたしにった、「ひとよ、しゅなるかみはこうわれる、祭壇さいだんて、そのうえ燔祭はんさいをささげ、これにそそには、つぎのことを祭壇さいだんさだめとせよ。

43:19 すなわちしゅなるかみわれる、ザドクの子孫しそんで、わたしにちかつかえるレビびとである祭司さいしには、罪祭ざいさいのために雄牛おうしあたえよ。

43:20 またそのをとって、これを祭壇さいだんの四つのつのと、かさねの四すみと、周囲しゅういふちって、祭壇さいだんきよめ、これをあがなえ。

43:21 あなたはまた罪祭ざいさいうしをとって、これを聖所せいじょそとみやのうちのさだめられたところけ。

43:22 だいにちに、あなたは無傷むきずやぎを、罪祭ざいさいとしてささげよ。すなわち雄牛おうしきよめたように、これで祭壇さいだんきよめよ。

43:23 きよめごとをえたなら、無傷むきず雄牛おうしと、れのなか無傷むきず雄羊おひつじとをささげよ。

43:24 これをしゅまえってきて、祭司さいしらはそのうえしおをまき、これらを燔祭はんさいとしてしゅにささげよ。

43:25 七日なぬかあいだ、あなたは日々ひびやぎを罪祭ざいさいとせよ。また雄牛おうしと、れのなか雄羊おひつじとの無傷むきずのものをととのえ、

43:26 七日なぬかあいだかれらは祭壇さいだんをあがない、これをきよめ、これを聖別せいべつしなければならない。

43:27 かれらがこれらのたしたとき、八日ようかからのちは、祭司さいしたちは、あなたがたの燔祭はんさいと、酬恩祭しゅうおんさいとを祭壇さいだんうえそなえる。そうすれば、わたしは、あなたがたをけいれると、しゅなるかみわれる」。 

第44章 

44:1 こうして、かれはわたしをれて、聖所せいじょひがしいているそともんかえると、もんじてあった。

44:2 かれはわたしにった、「このもんじたままにしておけ、ひらいてはならない。ここからだれもはいってはならない。イスラエルのかみしゅが、ここからはいったのだから、これはじたままにしておけ。

44:3 ただきみたるものだけが、このうちし、しゅまえでパンをしょくし、もんろうとおってはいり、またそこからそとよ」。

44:4 かれはまたわたしをれて、きたもんみちからみやまえった。わたしがていると、よ、しゅ栄光えいこうしゅみやちた。わたしがひれすと、

44:5 しゅはわたしにわれた、「ひとよ、しゅみやのすべてのおきてと、そのすべての規定きていとについて、わたしがあなたにげるすべてのことこころをとめ、そそぎ、みみかたむけよ。またみやにはいることをゆるされているものと、聖所せいじょにはいることのできないものとにこころせよ。

44:6 また反逆はんぎゃくいえであるイスラエルのいええ。しゅなるかみは、こうわれる、イスラエルのいえよ、そのにくむべきことをやめよ。

44:7 すなわちあなたがたは、わたしの食物しょくもつである脂肪しぼうとがささげられるときこころにもにくにも、割礼かつれいけない異邦人いほうじんれて、わが聖所せいじょにおらせ、これをけがした。また、もろもろのにくむべきものをもって、わが契約けいやくやぶった。

44:8 あなたがたは、わがせいなるものまもつとめおこたり、かえって異邦人いほうじんてて、わが聖所せいじょつとめまもらせた。

44:9 それゆえ、しゅなるかみは、こうわれる、イスラエルの人々ひとびとのうちにいるすべての異邦人いほうじんのうち、こころにくとに割礼かつれいけないすべてのものは、わが聖所せいじょにはいってはならない。

44:10 またレビひとであって、イスラエルがまよったとき偶像ぐうぞうしたい、わたしからまよて、とおはなれたものは、そのつみわなければならない。

44:11 すなわちかれらはわが聖所せいじょで、つかびととなり、みやもんまもものとなり、みやつかえるしもべとなり、たみのために、燔祭はんさいおよび犠牲ぎせいのものをころし、かれらのまえってつかえなければならない。

44:12 かれらはその偶像ぐうぞうまえたみつかえ、イスラエルのいえにとって、つみのつまずきとなったゆえ、しゅなるかみわれる、わたしはかれらについてちかった。かれらはそのつみわなければならない。

44:13 かれらはわたしにちかづき、祭司さいしとして、わたしにつかえることはできない。またわたしのせいなるもの、およびもっとせいなるものに、ちかづいてはならない。かれらはそのおこなったにくむべきことのため、はじわなければならない。

44:14 しかしかれらには、みやまもつとめをさせ、そのもろもろのつとめと、みやでなすべきすべてのこととにあたらせる。

44:15 しかしザドクの子孫しそんであるレビの祭司さいしたち、すなわちイスラエルの人々ひとびとが、わたしをててまよったときに、わが聖所せいじょつとめまもったものどもは、わたしにつかえるためにちかづき、脂肪しぼうとをわたしにささげるために、わたしのまえてと、しゅなるかみわれる。

44:16 すなわちかれらはわが聖所せいじょり、わがだいちかづいてわたしにつかえ、わたしのつとめまもる。

44:17 かれらが内庭うちにわもんにはいるときは、あさ衣服いふくなければならない。内庭うちにわもんおよびみやうちで、つとめをなすときは、毛織物けおりものにつけてはならない。

44:18 またあたまには亜麻あまぬのかんむりをつけ、こしには亜麻あまぬのはかまをつけなければならない。ただしあせるようなころもにつけてはならない。

44:19 かれらはそとにわとき、すなわちそとにわたみせっするときは、つとめをなすとき衣服いふくいでせいなるしつき、ほかの衣服いふくなければならない。これはその衣服いふくをもって、そのせいなることをたみにうつさないためである。

44:20 かれらはまたあたまをそってはならない。またかみながくのばしてはならない。そのあたまかみらなければならない。

44:21 祭司さいしはすべて内庭うちにわにはいるときは、さけんではならない。

44:22 また寡婦かふ、およびされたおんなをめとってはならない。ただイスラエルのいえ血統けっとう処女しょじょ、あるいは祭司さいしつまで、やもめになったものをめとらなければならない。

44:23 かれらはわがたみに、せいぞくとの区別くべつおしえ、けがれたものと、きよいものとの区別くべつしめさなければならない。

44:24 あらそいのあるときは、さばきのためにち、わがおきてにしたがってさばき、また、わたしのもろもろのまつりときは、かれらはわが律法りっぽうさだめをまもり、わが安息日あんそくにちを、聖別せいべつしなければならない。

44:25 死人しにんちかづいて、けがしてはならない。ただちちのため、ははのため、むすこのため、むすめのため、兄弟きょうだいのため、おっとをもたない姉妹しまいのためには、ちかよってけがすこともゆるされる。

44:26 このようなひとは、けがれたのち自身じしんのために、七日なぬか期間きかんかぞえよ。そうすればきよまる。

44:27 かれ聖所せいじょり、内庭うちにわき、聖所せいじょつとめあたには、罪祭ざいさいをささげなければならないと、しゅなるかみわれる。

44:28 かれらにはぎょうはない。わたしがそのぎょうである。あなたがたはイスラエルのなかで、かれらに所有しょゆうあたえてはならない。わたしがかれらの所有しょゆうである。

44:29 かれらは素祭そさい罪祭ざいさい愆祭けんさいものべる。すべてイスラエルのうちのささげられたものかれらのものとなる。

44:30 すべてのものはつなりの初物はつもの、およびすべてあなたがたのささげるもろもろのささげものは、みな祭司さいしのものとなる。またあなたがたの麦粉むぎこ初物はつもの祭司さいしあたえよ。これはあなたがたのいえが、祝福しゅくふくされるためである。

44:31 祭司さいしは、とりでもけものでも、すべて自然しぜんんだもの、またはころされたものをべてはならない。 

第45章 

45:1 あなたがたは、くじをき、けて、それを所有しょゆうするときには、一部いちぶせいなる地所じしょとしてしゅにささげよ。そのながさは二万五千キュビト、はばは二万キュビトで、その区域くいきはすべてせいなるである。

45:2 そのうち聖所せいじょぞくするものは縦横たてよこ五百キュビトずつであって、それは四かくである。また五十キュビトの空地くうちをその周囲しゅういにつくれ。

45:3 あなたはこのせいなる地所じしょからながさ二万五千キュビト、はば一万キュビトをはかり、そのなか聖所せいじょ至聖所しせいじょとをもうけよ。

45:4 これはくになかせいなるところであって、しゅちかつかえる聖所せいじょつかびとである祭司さいしぞくする。これはかれらのためにはいえてるところ聖所せいじょのためには聖地せいちとなる。

45:5 またながさ二万五千キュビト、はば一万キュビトのべつ地所じしょは、みやつかえるレビびとに帰属きぞくし、かれらのまちのための所有しょゆうとする。

45:6 聖地せいちとして区別くべつした部分ぶぶん沿い、はば五千キュビト、ながさ二万五千キュビトは、まち所有しょゆうとせよ。これはイスラエル全家ぜんかのものとなる。

45:7 またきみたるものぶんは、かの聖地せいちまち所有しょゆうとの、こなたかなたにある。すなわち聖地せいちまち所有しょゆう沿い、西にしひがしかい、部族ぶぞくぶんの一つにおうじて、地所じしょ西にしからひがしさかいいたり、

45:8 その所有しょゆう地所じしょはイスラエルのなかにある。わたしのきみたちは、かさねてわたしのたみをしえたげず、部族ぶぞくにしたがってイスラエルのいえ土地とちあたえる。

45:9 しゅなるかみは、こうわれる、イスラエルのきみたちよ、暴虐ぼうぎゃく略奪りゃくだつとをやめ、公道こうどう正義せいぎおこなえ。わがたみいたてることをやめよと、しゅなるかみわれる。

45:10 あなたがたはただしいはかり、ただしいエパ、ただしいバテをもちいよ。

45:11 エパとバテとはどうりょうにせよ。すなわちバテをホメルの十ぶんの一とし、エパもホメルの十ぶんの一とし、すべてホメルによってりょうさだめよ。

45:12 一シケルは二十ゲラである。五シケルは五シケル、十シケルは十シケルとせよ。一ミナは五十シケルとせよ。

45:13 あなたがたがささげるささげものはこれである。すなわち、一ホメルの小麦こむぎのうちから六ぶんの一エパをささげ、大麦おおむぎ一ホメルのうちから六ぶんの一エパをささげよ。

45:14 あぶらは一コルのうちから十ぶんの一バテをささげよ。コルはホメルとおなじく十バテにあたる。

45:15 またイスラエルの氏族しぞくから、家畜かちくれ二百につき一とうひつじして、そさい燔祭はんさい酬恩祭しゅうおんさいとし、かれらのために、あがないをなせとしゅなるかみわれる。

45:16 くにたみみなこれをイスラエルのきみにささげものとせよ。

45:17 また祭日さいじつ、ついたち、安息日あんそくにち、すなわちイスラエルのいえのすべてのいわに、燔祭はんさいそさい灌祭かんさいそなえるのは、きみたるものつとめである。すなわちかれはイスラエルのいえのあがないのために、罪祭ざいさい素祭そさい燔祭はんさい酬恩祭しゅうおんさいをささげなければならない。

45:18 しゅなるかみは、こうわれる、正月しょうがつ元日がんじつに、あなたは無傷むきず雄牛おうしって聖所せいじょきよめよ。

45:19 祭司さいし罪祭ざいさいけものって、みやはしら祭壇さいだんのかさねの四すみ、および内庭うちにわもんはしられ。

45:20 つき七日なぬかに、あなたがたは、過失かしつ無知むちのためにつみおかしたもののために、このようにってみやのためにあがないをなせ。

45:21 正月しょうがつの十四に、あなたがたは過越すぎこしまつりいわえ。七日なぬかあいだたねれぬパンをべよ。

45:22 そのきみたるものは、自身じしんのため、またくにのすべてのたみのため、雄牛おうしをささげて罪祭ざいさいとし、

45:23 いわである七日なぬかあいだは、七とう雄牛おうしと、七とう雄羊おひつじ無傷むきずのものを、七日なぬかあいだ毎日まいにち燔祭はんさいとしてしゅそなえよ。また、やぎを罪祭ざいさいとして日々ひびささげよ。

45:24 また素祭そさいとして麦粉むぎこ一エパをかく雄牛おうしのため、一エパをかく雄羊おひつじのためにととのえ、あぶら一ヒンをかくエパにくわえよ。

45:25 七がつ十五にちいわに、かれ七日なぬかあいだ罪祭ざいさい燔祭はんさいそさいおよびあぶらを、このようにそなえなければならない。 

第46章 

46:1 しゅなるかみは、こうわれる、内庭うちにわにあるひがしきのもんは、はたらきをする六あいだじ、安息日あんそくにちにはこれをひらき、またついたちにはこれをひらけ。

46:2 きみたるものは、そとからもんろうをとおってはいり、もんはしらのかたわらにて。そのとき祭司さいしたちは、燔祭はんさい酬恩祭しゅうおんさいとをささげ、かれもん敷居しきいで、礼拝れいはいしてくのである。しかしもん夕暮ゆうぐれまでじてはならない。

46:3 くにたみ安息日あんそくにちと、ついたちとに、そのもん入口いりぐちしゅまえ礼拝れいはいをせよ。

46:4 きみたるものが、安息日あんそくにちしゅにささげる燔祭はんさいは、六とう無傷むきず小羊こひつじと、一とう無傷むきず雄羊おひつじとである。

46:5 また素祭そさい雄羊おひつじのために麦粉むぎこ一エパ、小羊こひつじのための素祭そさいは、そのひとのささげうる程度ていどとし、麦粉むぎこ一エパにあぶら一ヒンをくわえよ。

46:6 ついたちには無傷むきず雄牛おうしとう、六とう小羊こひつじおよび一とう雄羊おひつじをささげよ。これらはすべて無傷むきずのものでなければならない。

46:7 素祭そさい雄牛おうしのために麦粉むぎこ一エパ、雄羊おひつじのために麦粉むぎこ一エパ、小羊こひつじのためには、そのひとのささげうる程度ていどのものをそなえよ。また麦粉むぎこ一エパにあぶら一ヒンをくわえよ。

46:8 きみたるものがはいるときもんろうみちからはいり、またそのみちからよ。

46:9 くにたみが、いわしゅまえとき礼拝れいはいのため、きたもんみちからはいるものは、みなみもんみちからき、みなみもんみちからはいるものは、きたもんみちからけ。そのはいったもんみちからは、かえってはならない。まっすぐにすすんで、かなければならない。

46:10 かれらがはいるとききみたるものは、かれらとともにはいり、かれらがときかれなければならない。

46:11 祭日さいじついわには、素祭そさいとして、わか雄牛おうしのために麦粉むぎこ一エパ、雄羊おひつじのために麦粉むぎこ一エパ、小羊こひつじのためには、そのひとのささげうる程度ていどのものをそなえ、麦粉むぎこ一エパにはあぶら一ヒンをくわえよ。

46:12 またきみたるものが、こころからのそなものとして、燔祭はんさいまたは酬恩祭しゅうおんさいしゅにささげるときは、かれのためにひがしめんしたもんひらけ。かれ安息日あんそくにちおこなうように、その燔祭はんさい酬恩祭しゅうおんさいそなえ、そして退出たいしゅつする。その退出たいしゅつのちもんざされる。

46:13 かれごとに一さい無傷むきず小羊こひつじ燔祭はんさいとして、しゅにささげなければならない。すなわちあさごとに、これをささげなければならない。

46:14 かれあさごとに、素祭そさいをこれにえてささげなければならない。すなわち麦粉むぎこ一エパの六ぶんの一に、これをうるおあぶら一ヒンの三ぶんの一を、そさいとしてしゅにささげなければならない。これは常燔祭じょうはんさいのおきてである。

46:15 すなわちあさごとに常燔祭じょうはんさいとして、小羊こひつじ素祭そさいあぶらとをささげなければならない。

46:16 しゅなるかみは、こうわれる、きみたるものが、もしそのぎょうから、そののひとりに財産ざいさんあたえるときは、それはそのらのぎょう所有しょゆうとなる。

46:17 しかしかれがその奴隷どれいのひとりに、ぎょう一部分いちぶぶんあたえるときは、それはかれ解放かいほうねんまで、そのひとぞくしていて、そののちきみたるひとかえる。かれぎょうは、ただそのらにだけつたわるべきである。

46:18 きみたるものはそのたみぎょうって、その財産ざいさんがせないようにしてはならない。かれはただ、自分じぶん財産ざいさんのうちから、そのらにそのぎょうを、あたえなければならない。これはわがたみのひとりでも、その財産ざいさんうしなわないためである」。

46:19 こうしてかれはわたしをれて、もんのかたわらの入口いりぐちから、きたきの祭司さいしせいなるしつに、はいらせた。ると、西にしおくほうに一つの場所ばしょがあった。

46:20 かれはわたしにった、「これは祭司さいしたちが愆祭けんさいおよび罪祭ざいさいのものをそさいのものをところである。これはそとにわにそれらをたずさて、せいなるべきことを、たみにうつさないためである」。

46:21 かれはまたわたしをそとにわし、にわの四すみをとおらせた。よ、にわのこのすみにもにわがあり、またにわのかのすみにもにわがあった。

46:22 すなわちにわの四すみにちいさいにわがあり、ながさ四十キュビト、はば三十キュビトで、四つともおなおおきさである。

46:23 その四つのちいさいにわ内部ないぶ四方しほうには、いしかべがあり、周囲しゅういかべしたに、ものところもうけてあった。

46:24 かれはわたしにった、「これらはみやつかびとたちが、たみのささげる犠牲ぎせいのものを台所だいどころである」。 

第47章 

47:1 そしてかれはわたしをみや戸口とぐちかえらせた。よ、みずみや敷居しきいしたから、ひがしほうながれていた。みやひがしめんし、そのみずは、したからて、祭壇さいだんみなみにあるみや敷居しきいみなみたんから、ながくだっていた。

47:2 かれきたもんみちから、わたしをし、そとをまわって、ひがしかうそともんかせた。よ、みずみなみほうからながていた。

47:3 そのひとひがしすすみ、はかりなわをもって一千キュビトをはかり、わたしをわたらせた。するとみずはくるぶしにたっした。

47:4 かれがまた一千キュビトをはかって、わたしをわたらせると、みずはひざにたっした。かれがまた一千キュビトをはかって、わたしをわたらせると、みずこしたっした。

47:5 かれがまた一千キュビトをはかると、わたないほどのかわになり、みずふかくなって、およげるほどのみずないほどのかわになった。

47:6 かれはわたしに「ひとよ、あなたはこれをるか」とった。

それから、かれはわたしをかわきし沿ってかえった。

47:7 わたしがかえってくると、よ、かわきしのこなたかなたに、はなはだおおくのがあった。

47:8 かれはわたしにった、「このみずひがしさかいながれてき、アラバにくだり、そのみずが、よどんだうみにはいると、それはきよくなる。

47:9 おおよそこのかわながれるところでは、もろもろのうごものみなき、また、はなはだおおくのうおがいる。これはそのみずがはいると、うみみずきよくするためである。このかわながれるところでは、すべてのものがきている。

47:10 すなどるものが、うみのかたわらにち、エンゲデからエン・エグライムまで、あみところとなる。そのうおは、大海たいかいうおのように、その種類しゅるいがはなはだおおい。

47:11 ただし、そのさわぬまとはきよめられないで、しおのままでのこる。

47:12 かわのかたわら、そのきしのこなたかなたに、食物しょくもつとなる各種かくしゅそだつ。そのれず、そのえず、つきごとにあたらしいがなる。これはそのみず聖所せいじょからながるからである。その食用しょくようきょうせられ、そのくすりとなる」。

47:13 しゅなるかみは、こうわれる、「あなたがたがイスラエルの十二の部族ぶぞくに、ぎょうとして土地とちあたえるには、そのさかいつぎのようにさだめなければならない。ヨセフには二つのぶんあたえよ。

47:14 あなたがたは、これを公平こうへいけよ。これはわたしが、あなたがたの先祖せんぞあたえるとちかったもので、これはぎょうとして、あなたがたにぞくするものである。

47:15 そのさかいはこのとおりである。きた大海たいかいからヘテロンのみちて、ハマテの入口いりぐちおよびゼダデにいたり、

47:16 またベロテおよびダマスコとハマテのさかいにあるシブライムにいたり、ハウランのさかいにあるハザル・ハテコンにおよぶ。

47:17 そのさかいうみからダマスコのきたさかいにあるハザル・エノンにおよび、きたほうはハマテがそのさかいである。これがきたほうである。

47:18 ひがしほうは、ハウランとダマスコのあいだのハザル・エノンから、ギレアデとイスラエルのとのあいだの、ヨルダンに沿い、ひがしうみいたり、タマルにおよぶ。これがひがしほうである。

47:19 みなみほうはタマルからメリボテ・カデシのかわおよび、そこからエジプトのかわ沿って大海たいかいいたる。これがみなみほうである。

47:20 西にしほうはハマテの入口いりぐちいた大海たいかいさかいとする。これが西にしほうである。

47:21 あなたがたはこのように、イスラエルの部族ぶぞくしたがって、このをあなたがたのあいだ分割ぶんかつせよ。

47:22 あなたがたは、くじをもって、これをあなたがたのうちにけ、またあなたがたのうちにいて、あなたがたのうちに、んだ寄留きりゅう他国たこくじんのうちにけて、ぎょうとせよ。かれらは、あなたがたには、イスラエルの人々ひとびとのうちの本国ほんごくじん同様どうようである。かれらもあなたがたと一緒いっしょにくじをいて、イスラエルの部族ぶぞくのうちにぎょうるべきである。

47:23 他国たこくじんには、そのんでいる部族ぶぞくのうちで、そのぎょうをこれにあたえなければならないと、しゅなるかみわれる。 

第48章 

48:1 イスラエルの部族ぶぞくつぎのとおりである。きたはてからヘテロンのみちて、ハマテの入口いりぐちいたり、ハマテに相対あいたいするダマスコのきたさかいにあるハザル・エノンにおよび、ひがしほうから西にしほうへのびる地方ちほう、これがダンのぶんである。

48:2 ダンの領地りょうち沿って、ひがしほうから西にしほうへのびる地方ちほう、これがアセルのぶんである。

48:3 アセルの領地りょうち沿って、ひがしほうから西にしほうへのびる地方ちほう、これがナフタリのぶんである。

48:4 ナフタリの領地りょうち沿って、ひがしほうから西にしほうへのびる地方ちほう、これがマナセのぶんである。

48:5 マナセの領地りょうち沿って、ひがしほうから西にしほうへのびる地方ちほう、これがエフライムのぶんである。

48:6 エフライムの領地りょうち沿って、ひがしほうから西にしほうへのびる地方ちほう、これがルベンのぶんである。

48:7 ルベンの領地りょうち沿って、ひがしほうから西にしほうへのびる地方ちほう、これがユダのぶんである。

48:8 ユダの領地りょうち沿って、ひがしほうから西にしほうへのびる地方ちほうは、あなたがたのささげる献納けんのうとせよ。そのはばは二万五千キュビト、そのひがしほうから西にしほうへのびるながさは、部族ぶぞくの一つのぶんおなじで、聖所せいじょはそのなかにある。

48:9 すなわちあなたがたのしゅにささげる献納けんのうながさ二万五千キュビト、はば二万キュビトとである。

48:10 これが祭司さいしへのせいなる献納けんのうである。すなわち祭司さいしぶんは、きたは二万五千キュビト、西にしはば一万キュビト、ひがしはば一万キュビト、みなみながさ二万五千キュビトである。しゅ聖所せいじょはそのなかにある。

48:11 これはイスラエルの人々ひとびとまよとき、レビびとがまよったようにまよったことはなく、わがつとめまもとおしたザドクの子孫しそんのうちから、聖別せいべつされた祭司さいしぞくする。

48:12 このようにレビびとのさかい沿って、いとせいなる、すなわちせいなる献納けんのうが、特別とくべつぶんとしてかれらにぞくする。

48:13 レビびとのぶん祭司さいし所有しょゆうさかい沿って、ながさ二万五千キュビト、はば一万キュビト、すなわち、そのすべてのながさ二万五千キュビト、はば二万キュビトである。

48:14 かれらはこれをってはならない、また交換こうかんしてはならない、またその大事だいじぶんばなしてはならない。これはしゅぞくするせいなるものだからである。

48:15 そののこりのすなわちはば五千キュビト、ながさ二万五千キュビトはまちのため、すみかのため、また郊外こうがいのための一般人いっぱんじん地所じしょとせよ。まちはそのなかけ。

48:16 一般人いっぱんじん地所じしょひろさはつぎのとおりである。すなわちきたほう四千五百キュビト、みなみほう四千五百キュビト、ひがしほう四千五百キュビト、西にしほう四千五百キュビトである。

48:17 まち郊外こうがいふくむ。郊外こうがいきた二百五十キュビト、みなみ二百五十キュビト、ひがし二百五十キュビト、西にし二百五十キュビトである。

48:18 せいなる献納けんのう沿っているのこりのながさはひがしへ一万キュビト、西にしへ一万キュビトである。これはせいなる献納けんのう沿っており、その産物さんぶつまちはたらひと食物しょくもつとなる。

48:19 まちはたらひとは、イスラエルのすべての部族ぶぞくからて、これを耕作こうさくするのである。

48:20 あなたがたがささげる献納けんのう全体ぜんたいは二万五千キュビト四方しほうである。これはまち所有しょゆうともせいなる献納けんのうである。

48:21 せいなる献納けんのうまち所有しょゆうとの、こなたかなたののこりのは、きみたるものぞくする。これはせいなる献納けんのうの二万五千キュビトにめんしてひがしさかいいたり、西にしはその二万五千キュビトにめんして西にしさかいいたり、部族ぶぞくぶん沿うもので、きみたるものぞくする。せいなる献納けんのうと、みや聖所せいじょとは、そのなかにある。

48:22 まち所有しょゆうは、きみたるものぞくする部分ぶぶんなかにあり、そしてきみたるものぶんは、ユダの領地りょうちと、ベニヤミンの領地りょうちとのあいだにある。

48:23 なおのこりの部族ぶぞくではひがしほうから西にしほういた地方ちほう、これがベニヤミンのぶんである。

48:24 ベニヤミンの領地りょうち沿って、ひがしほうから西にしほういた地方ちほう、これがシメオンのぶんである。

48:25 シメオンの領地りょうち沿って、ひがしほうから西にしほういた地方ちほう、これがイッサカルのぶんである。

48:26 イッサカルの領地りょうち沿って、ひがしほうから西にしほういた地方ちほう、これがゼブルンのぶんである。

48:27 ゼブルンの領地りょうち沿って、ひがしほうから西にしほういた地方ちほう、これがガドのぶんである。

48:28 みなみほうはガドの領地りょうち沿って、タマルからメリボテ・カデシのみずいたり、そこからエジプトのかわ沿って大海たいかいいたる。

48:29 これはあなたがたが、くじをもってイスラエルの部族ぶぞくのうちにけて、ぎょうとすべきである。これがかれらのぶんであると、しゅなるかみわれる。

48:30 まち出口でぐちつぎのとおりである。きたほうながさは四千五百キュビトである。

48:31 まちもんはイスラエルの部族ぶぞくにしたがい、三つのもんになっている。すなわちルベンのもん、ユダのもん、レビのもんである。

48:32 ひがしほうは四千五百キュビトであって、三つのもんがある。すなわちヨセフのもん、ベニヤミンのもん、ダンのもんである。

48:33 みなみほうは四千五百キュビトであって、三つのもんがある。すなわちシメオンのもん、イッサカルのもん、ゼブルンのもんである。

48:34 西にしほうは四千五百キュビトであって、三つのもんがある。すなわちガドのもん、アセルのもん、ナフタリのもんである。

48:35 まち周囲しゅういは一万八千キュビトあり、このからのち、このまちは『しゅそこにいます』とばれる」。