口語訳聖書(振り仮名付き)

章:  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28

しゅつエジプト

第16章    Ex-Audio 

16:1 イスラエルの人々ひとびとぜん会衆かいしゅうはエリムを出発しゅっぱつし、エジプトのて二かげつの十五にちに、エリムとシナイとのあいだにあるシンの荒野あらのにきたが、

16:2 その荒野あらのでイスラエルの人々ひとびとぜん会衆かいしゅうは、モーセとアロンにつぶやいた。

16:3 イスラエルの人々ひとびとかれらにった、「われわれはエジプトので、にくのなべのかたわらにし、きるほどパンをべていたときに、しゅにかかってんでいたらかった。あなたがたは、われわれをこの荒野あらのみちびして、ぜん会衆かいしゅう餓死がしさせようとしている」。

16:4 そのときしゅはモーセにわれた、「よ、わたしはあなたがたのために、てんからパンをらせよう。たみ日々ひびぶんごとにあつめなければならない。こうしてかれらがわたしの律法りっぽうしたがうかどうかをこころみよう。

16:5 六には、かれらがれたものを調理ちょうりすると、それはごとにあつめるものの二ばいあるであろう」。

16:6 モーセとアロンは、イスラエルのすべての人々ひとびとった、「夕暮ゆうぐれには、あなたがたは、エジプトのからあなたがたをみちびされたのが、しゅであることをるであろう。

16:7 また、あさには、あなたがたはしゅ栄光えいこうるであろう。しゅはあなたがたがしゅにむかってつぶやくのをかれたからである。あなたがたは、いったいわれわれを何者なにものとして、われわれにむかってつぶやくのか」。

16:8 モーセはまたった、「しゅ夕暮ゆうぐれにはあなたがたににくあたえてべさせ、あさにはパンをあたえてらせられるであろう。しゅはあなたがたが、しゅにむかってつぶやくつぶやきをかれたからである。いったいわれわれは何者なにものなのか。あなたがたのつぶやくのは、われわれにむかってでなく、しゅにむかってである」。

16:9 モーセはアロンにった、「イスラエルの人々ひとびとぜん会衆かいしゅういなさい、『あなたがたはしゅまえちかづきなさい。しゅがあなたがたのつぶやきをかれたからである』と」。

16:10 それでアロンがイスラエルの人々ひとびとぜん会衆かいしゅうかたったとき、かれらが荒野あらのほうのぞむと、よ、しゅ栄光えいこうくものうちにあらわれていた。

16:11 しゅはモーセにわれた、

16:12 「わたしはイスラエルの人々ひとびとのつぶやきをいた。かれらにいなさい、『あなたがたはゆうにはにくべ、あさにはパンにりるであろう。そうしてわたしがあなたがたのかみしゅであることをるであろう』と」。

16:13 ゆうべになると、うずらがんできて宿営しゅくえいをおおった。また、あさになると、宿営しゅくえい周囲しゅういつゆりた。

16:14 そのりたつゆがかわくと、荒野あらのめんには、うすいうろこのようなものがあり、ちょうどむすうすしものようであった。

16:15 イスラエルの人々ひとびとはそれをたがいった、「これはなんであろう」。かれらはそれがなんであるのからなかったからである。モーセはかれらにった、「これはしゅがあなたがたの食物しょくもつとしてたまわるパンである。

16:16 しゅめいじられるのはこうである、『あなたがたは、おのおのそのべるところにしたがってそれをあつめ、あなたがたの人数にんずうしたがって、ひとり一オメルずつ、おのおのその天幕てんまくにおるもののためにそれをりなさい』と」。

16:17 イスラエルの人々ひとびとはそのようにして、あるものおおく、あるものすくなくあつめた。

16:18 しかし、オメルでそれをはかってみると、おおあつめたものにもあまらず、すくなくあつめたものにも不足ふそくしなかった。おのおのそのべるところにしたがってあつめていた。

16:19 モーセはかれらにった、「だれもあさまでそれをのこしておいてはならない」。

16:20 しかしかれらはモーセにしたがわないで、あるものあさまでそれをのこしておいたが、むしがついてくさくなった。モーセはかれらにむかっていかった。

16:21 かれらは、おのおのそのべるところにしたがって、あさごとにそれをあつめたが、あつくなるとそれはけた。

16:22 六には、かれらは二ばいのパン、すなわちひとりに二オメルをあつめた。そこで、会衆かいしゅうちょうたちはみなきて、モーセにげたが、

16:23 モーセはかれらにった、「しゅかたられたのはこうである、『あすはしゅせい安息日あんそくにちやすみである。きょう、こうとするものをき、ようとするものをなさい。のこったものはみなあさまでたくわえて保存ほぞんしなさい』と」。

16:24 かれらはモーセのめいじたように、それをあさまで保存ほぞんしたが、くさくならず、またむしもつかなかった。

16:25 モーセはった、「きょう、それをべなさい。きょうはしゅ安息日あんそくにちであるから、きょうはでそれをられないであろう。

16:26 六あいだはそれをあつめなければならない。七日なぬか安息日あんそくにちであるから、そのにはいであろう」。

16:27 ところがたみのうちには、七日なぬかあつめようとしたものがあったが、られなかった。

16:28 そこでしゅはモーセにわれた、「あなたがたは、いつまでわたしのいましめと、律法りっぽうとをまもることをこばむのか。

16:29 よ、しゅはあなたがたに安息日あんそくにちあたえられた。ゆえに六には、ふつかぶんのパンをあなたがたにたまわるのである。おのおのそのところにとどまり、七日なぬかにはそのところからてはならない」。

16:30 こうしてたみ七日なぬかやすんだ。

16:31 イスラエルのいえはそのものをマナとんだ。それはコエンドロののようでしろく、そのあじみつれたせんべいのようであった。

16:32 モーセはった、「しゅめいじられることはこうである、『それを一オメルあなたがたの子孫しそんのためにたくわえておきなさい。それはわたしが、あなたがたをエジプトのからみちびしたとき荒野あらのであなたがたにべさせたパンをかれらにさせるためである』と」。

16:33 そしてモーセはアロンにった「一つのつぼをり、マナ一オメルをそのなかれ、それをしゅまえいて、子孫しそんのためにたくわえなさい」。

16:34 そこでしゅがモーセにめいじられたように、アロンはそれをあかしのはこまえいてたくわえた。

16:35 イスラエルの人々ひとびとひとくまで四十ねんあいだマナをべた。すなわち、かれらはカナンのさかいいたるまでマナをべた。

16:36 一オメルは一エパの十ぶんの一である。 

第17章 

17:1 イスラエルの人々ひとびとぜん会衆かいしゅうは、しゅいのちしたがって、シンの荒野あらの出発しゅっぱつし、旅路たびじかさねて、レピデムに宿営しゅくえいしたが、そこにはたみみずがなかった。

17:2 それで、たみはモーセとあらそってった、「わたしたちにみずをください」。モーセはかれらにった、「あなたがたはなぜわたしとあらそうのか、なぜしゅこころみるのか」。

17:3 たみはそのところみずにかわき、モーセにつぶやいてった、「あなたはなぜわたしたちをエジプトからみちびして、わたしたちを、子供こども家畜かちく一緒いっしょに、かわきによってなせようとするのですか」。

17:4 このときモーセはしゅさけんでった、「わたしはこのたみをどうすればよいのでしょう。かれらは、いまにも、わたしをいしころそうとしています」。

17:5 しゅはモーセにわれた、「あなたはたみまえすすき、イスラエルの長老ちょうろうたちをともない、あなたがナイルかわった、つえをってきなさい。

17:6 よ、わたしはホレブのいわうえであなたのまえつであろう。あなたはいわちなさい。みずがそれからて、たみはそれをむことができる」。モーセはイスラエルの長老ちょうろうたちのまえで、そのようにおこなった。

17:7 そしてかれはそのところをマッサ、またメリバとんだ。これはイスラエルの人々ひとびとあらそったゆえ、またかれらが「しゅはわたしたちのうちにおられるかどうか」とってしゅこころみたからである。

17:8 ときにアマレクがきて、イスラエルとレピデムでたたかった。

17:9 モーセはヨシュアにった、「われわれのためにひとえらび、てアマレクとたたかいなさい。わたしはあすかみのつえをって、おかいただきつであろう」。

17:10 ヨシュアはモーセがかれったようにし、アマレクとたたかった。モーセとアロンおよびホルはおかいただきのぼった。

17:11 モーセがげているとイスラエルはち、げるとアマレクがった。

17:12 しかしモーセのおもくなったので、アロンとホルがいしって、モーセのあしもとにくと、かれはそのうえした。そしてひとりはこちらに、ひとりはあちらにいて、モーセのをささえたので、かれ日没にちぼつまでさがらなかった。

17:13 ヨシュアは、つるぎにかけてアマレクとそのたみやぶった。

17:14 しゅはモーセにわれた、「これを書物しょもつにしるして記念きねんとし、それをヨシュアのみみれなさい。わたしはあめしたからアマレクの記憶きおく完全かんぜんるであろう」。

17:15 モーセは一つの祭壇さいだんきずいてそのを「しゅはわがはた」とんだ。

17:16 そしてモーセはった、

しゅはたにむかってげる、しゅ世々よよアマレクとたたかわれる」。 

第18章 

18:1 さて、モーセのしゅうと、ミデアンの祭司さいしエテロは、かみがモーセと、みたみイスラエルとにされたすべてのことしゅがイスラエルをエジプトからみちびされたことをいた。

18:2 それでモーセのしゅうと、エテロは、さきにおくかえされていたモーセのつまチッポラと、

18:3 そのふたりのとをれてきた。そのひとりのはゲルショムといった。モーセが、「わたしは外国がいこく寄留者きりゅうしゃとなっている」とったからである。

18:4 ほかのひとりのはエリエゼルといった。「わたしのちちかみはわたしのたすけであって、パロのつるぎからわたしをすくわれた」とったからである。

18:5 こうしてモーセのしゅうと、エテロは、モーセの妻子さいしともなって、荒野あらのき、かみやま宿営しゅくえいしているモーセのところにきた。

18:6 そのとき、あるひとがモーセにった、「ごらんなさい。あなたのしゅうと、エテロは、あなたのつまとそのふたりのれて、あなたのところにこられます」。

18:7 そこでモーセはしゅうとを出迎でむかえて、をかがめ、かれくちづけして、たがい安否あんぴい、とも天幕てんまくにはいった。

18:8 そしてモーセは、しゅがイスラエルのために、パロとエジプトびととにされたすべてのことみち出会であったすべてのくるしみ、またしゅかれらをすくわれたことを、しゅうとに物語ものがたったので、

18:9 エテロはしゅがイスラエルをエジプトびとのからすくして、もろもろのめぐみをたまわったことをよろこんだ。

18:10 そしてエテロはった、「しゅはほむべきかな。しゅはあなたがたをエジプトびとのと、パロのからすくし、たみをエジプトびとのしたからすくされた。

18:11 いまこそわたしはった。じつかれらはイスラエルびとにむかって高慢こうまんにふるまったが、しゅはあらゆる神々かみがみにまさっておおいにいますことを」。

18:12 そしてモーセのしゅうとエテロは燔祭はんさい犠牲ぎせいかみそなえ、アロンとイスラエルの長老ちょうろうたちもみなきて、モーセのしゅうととともかみまえ食事しょくじをした。

18:13 あくるモーセはしてたみをさばいたが、たみあさからばんまで、モーセのまわりにっていた。

18:14 モーセのしゅうとは、かれがすべてたみにしていることをて、った、「あなたがたみにしているこのことはなんですか。あなたひとりがし、たみはみなあさからばんまで、あなたのまわりにっているのはなぜですか」。

18:15 モーセはしゅうとにった、「たみかみうかがおうとして、わたしのところるからです。

18:16 かれらはことがあれば、わたしのところにきます。わたしは相互そうごあいだをさばいて、かみさだめと判決はんけつらせるのです」。

18:17 モーセのしゅうとはかれった、「あなたのしていることはくない。

18:18 あなたも、あなたと一緒いっしょにいるこのたみも、かならつかてるであろう。このことはあなたにおもぎるから、ひとりですることができない。

18:19 いまわたしのうことをきなさい。わたしはあなたに助言じょげんする。どうかかみがあなたとともにいますように。あなたはたみのためにかみまえにいて、事件じけんかみべなさい。

18:20 あなたはかれらにさだめと判決はんけつおしえ、かれらのあゆむべきみちと、なすべきことかれらにらせなさい。

18:21 また、すべてのたみのうちから、有能ゆうのうひとで、かみおそれ、誠実せいじつ不義ふぎにくひとえらび、それをたみうえてて、千にんちょう、百にんちょう、五十にんちょう、十にんちょうとしなさい。

18:22 平素へいそかれらにたみをさばかせ、大事だいじ件はすべてあなたのところってこさせ、しょう事件じけんはすべてかれらにさばかせなさい。こうしてあなたを身軽みがるにし、あなたとともかれらに、わせなさい。

18:23 あなたが、もしこのことおこない、かみもまたあなたにめいじられるならば、あなたはえることができ、このたみもまた、みなやすんじてそのところかえることができよう」。

18:24 モーセはしゅうとの言葉ことばしたがい、すべてわれたようにした。

18:25 すなわち、モーセはすべてのイスラエルのうちから有能ゆうのうひとえらんで、たみうえちょうとしてて、千にんちょう、百にんちょう、五十にんちょう、十にんちょうとした。

18:26 平素へいそかれらがたみをさばき、むずかしい事件じけんはモーセにってきたが、ちいさい事件じけんはすべてかれらみずからさばいた。

18:27 こうしてモーセはしゅうとをおくかえしたので、そのくにかえってった。 

第19章 

19:1 イスラエルの人々ひとびとは、エジプトののちつきのそのに、シナイの荒野あらのにはいった。

19:2 すなわちかれらはレピデムを出立しゅったつしてシナイの荒野あらのり、荒野あらの宿営しゅくえいした。イスラエルはそのところやままえ宿営しゅくえいした。

19:3 さて、モーセがかみのもとにのぼると、しゅやまからかれんでわれた、「このように、ヤコブのいえい、イスラエルの人々ひとびとげなさい、

19:4 『あなたがたは、わたしがエジプトびとにしたことと、あなたがたをわしつばさせてわたしのところにこさせたことをた。

19:5 それで、もしあなたがたが、まことにわたしのこえしたがい、わたしの契約けいやくまもるならば、あなたがたはすべてのたみにまさって、わたしのたからとなるであろう。ぜんはわたしの所有しょゆうだからである。

19:6 あなたがたはわたしにたいして祭司さいしくにとなり、またせいなるたみとなるであろう』。これがあなたのイスラエルの人々ひとびとかたるべき言葉ことばである」。

19:7 それでモーセはってたみ長老ちょうろうたちをび、しゅめいじられたこれらの言葉ことばを、すべてそのまえべたので、

19:8 たみはみなともこたえてった、「われわれはしゅわれたことを、みなおこないます」。モーセはたみ言葉ことばしゅげた。

19:9 しゅはモーセにわれた、「よ、わたしはくものうちにあって、あなたにのぞむであろう。それはわたしがあなたとかたるのをたみかせて、かれらにながくあなたをしんじさせるためである」。

モーセはたみ言葉ことばしゅげた。

19:10 しゅはモーセにわれた、「あなたはたみのところにって、きょうとあす、かれらをきよめ、かれらにその衣服いふくあらわせ、

19:11 三までにそなえさせなさい。三しゅが、すべてのたみまえで、シナイさんくだるからである。

19:12 あなたはたみのために、周囲しゅういさかいもうけていなさい、『あなたがたは注意ちゅういして、やまのぼらず、また、その境界きょうかいれないようにしなさい。やまれるものかならころされるであろう。

19:13 をそれにれてはならない。れるものかならいしころされるか、射殺しゃさつされるであろう。けものでもひとでもきることはできない』。ラッパがながひびいたときかれらはやまのぼることができる」と。

19:14 そこでモーセはやまからたみのところにくだり、たみをきよめた。かれらはその衣服いふくあらった。

19:15 モーセはたみった、「三までにそなえをしなさい。おんなちかづいてはならない」。

19:16 三あさとなって、かみなりと、いなずまとあつくもとが、やまうえにあり、ラッパのおとが、はなはだたかひびいたので、宿営しゅくえいにおるたみはみなふるえた。

19:17 モーセがたみかみわせるために、宿営しゅくえいからみちびしたので、かれらはやまのふもとにった。

19:18 シナイさんぜんざんけむった。しゅのなかにあって、そのうえくだられたからである。そのけむりは、かまどのけむりのようにのぼり、ぜんざんはげしくふるえた。

19:19 ラッパのおとが、いよいよたかくなったとき、モーセはかたり、かみは、かみなりをもって、かれこたえられた。

19:20 しゅはシナイさんいただきくだられた。そしてしゅがモーセをやまいただきされたので、モーセはのぼった。

19:21 しゅはモーセにわれた、「くだってってたみいましめなさい。たみやぶって、しゅのところにきて、ようとし、おおくのものがぬことのないようにするためである。

19:22 しゅちかづく祭司さいしたちにもまた、そのをきよめさせなさい。しゅかれらをつことのないようにするためである」。

19:23 モーセはしゅった、「たみはシナイさんのぼることはできないでしょう。あなたがわたしたちをいましめて『やまのまわりにさかいもうけ、それをきよめよ』とわれたからです」。

19:24 しゅかれわれた、「け、くだれ。そしてあなたはアロンととものぼってきなさい。ただし、祭司さいしたちとたみとが、やぶってしゅのところにのぼることのないようにしなさい。しゅかれらをつことのないようにするためである」。

19:25 モーセはたみところくだってってかれらにげた。 

第20章 

20:1 かみはこのすべての言葉ことばかたってわれた。

20:2 「わたしはあなたのかみしゅであって、あなたをエジプトの奴隷どれいいえからみちびしたものである。

20:3 あなたはわたしのほかに、なにものをもかみとしてはならない。

20:4 あなたは自分じぶんのために、きざんだぞうつくってはならない。うえてんにあるもの、したにあるもの、またしたみずのなかにあるものの、どんなかたちをもつくってはならない。

20:5 それにひれしてはならない。それにつかえてはならない。あなたのかみしゅであるわたしは、ねたむかみであるから、わたしをにくむものは、ちちつみむくいて、三四だいおよぼし、

20:6 わたしをあいし、わたしのいましめをまもるものには、めぐみをほどこして、千だいいたるであろう。

20:7 あなたは、あなたのかみしゅを、みだりにとなえてはならない。しゅは、みをみだりにとなえるものを、ばっしないではかないであろう。

20:8 安息日あんそくにちおぼえて、これをせいとせよ。

20:9 六のあいだはたらいてあなたのすべてのわざをせよ。

20:10 七日なぬかはあなたのかみしゅ安息あんそくであるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあなたのむすこ、むすめ、しもべ、はしため、家畜かちく、またあなたのもんのうちにいる他国たこくひともそうである。

20:11 しゅは六のうちに、てんうみと、そのなかのすべてのものをつくって、七日なぬかやすまれたからである。それでしゅ安息日あんそくにち祝福しゅくふくしてせいとされた。

20:12 あなたのちちははうやまえ。これは、あなたのかみしゅたまわるで、あなたがながきるためである。

20:13 あなたはころしてはならない。

20:14 あなたは姦淫かんいんしてはならない。

20:15 あなたはぬすんではならない。

20:16 あなたは隣人りんじんについて、偽証ぎしょうしてはならない。

20:17 あなたは隣人りんじんいえをむさぼってはならない。隣人りんじんつま、しもべ、はしため、うし、ろば、またすべて隣人りんじんのものをむさぼってはならない」。

20:18 たみみな、かみなりと、いなずまと、ラッパのおとと、やまけむっているのとをた。たみおそれおののき、とおはなれてった。

20:19 かれらはモーセにった、「あなたがわたしたちにかたってください。わたしたちはしたがいます。かみがわたしたちにかたられぬようにしてください。それでなければ、わたしたちはぬでしょう」。

20:20 モーセはたみった、「おそれてはならない。かみはあなたがたをこころみるため、またそのおそれをあなたがたのまえにおいて、あなたがたがつみおかさないようにするためにのぞまれたのである」。

20:21 そこで、たみとおはなれてったが、モーセはかみのおられるくもちかづいてった。

20:22 しゅはモーセにわれた、「あなたはイスラエルの人々ひとびとにこういなさい、『あなたがたは、わたしがてんからあなたがたとかたるのをた。

20:23 あなたがたはわたしとならべて、なにをもつくってはならない。ぎん神々かみがみも、きん神々かみがみも、あなたがたのために、つくってはならない。

20:24 あなたはわたしのためにつち祭壇さいだんきずき、そのうえにあなたの燔祭はんさい酬恩祭しゅうおんさいひつじうしをささげなければならない。わたしのおぼえさせるすべてのところで、わたしはあなたにのぞんで、あなたを祝福しゅくふくするであろう。

20:25 あなたがもしわたしにいし祭壇さいだんつくるならば、いしきずいてはならない。あなたがもし、のみをそれにてるならば、それをけがすからである。

20:26 あなたは階段かいだんによって、わたしの祭壇さいだんのぼってはならない。あなたのかくところが、そのうえにあらわれることのないようにするためである』。 

第21章 

21:1 これはあなたがかれらのまえしめすべきおきてである。

21:2 あなたがヘブルびとである奴隷どれいときは、六ねんのあいだつかえさせ、七ねんには無償むしょう自由じゆうとしてらせなければならない。

21:3 かれがもし独身どくしんできたならば、独身どくしんらなければならない。もしつまっていたならば、そのつまかれともらなければならない。

21:4 もしその主人しゅじんかれつまあたえて、かれおとこまたおんなんだならば、つまとそのとも主人しゅじんのものとなり、かれ独身どくしんらなければならない。

21:5 奴隷どれいがもし『わたしは、わたしの主人しゅじんと、わたしのつま子供こどもあいします。わたしは自由じゆうとなってることをこのみません』と明言めいげんするならば、

21:6 その主人しゅじんかれかみのもとにれてき、あるいははしらのところにれてって、主人しゅじんは、きりでかれみみとおさなければならない。そうすればかれはいつまでもこれにつかえるであろう。

21:7 もしひとがそのむすめおんな奴隷どれいとしてるならば、そのむすめおとこ奴隷どれいるようにってはならない。

21:8 彼女かのじょがもし彼女かのじょ自分じぶんのものとさだめた主人しゅじんにいらないときは、その主人しゅじん彼女かのじょが、あがなわれることを、これにゆるさなければならない。かれはこれをあざむいたのであるから、これを他国たこくたみ権利けんりはない。

21:9 かれがもし彼女かのじょ自分じぶんのものとさだめるならば、これをむすめのようにあつかわなければならない。

21:10 かれが、たとい、ほかにおんなをめとることがあっても、まえおんな食物しょくもつ衣服いふくあたえることと、その夫婦ふうふみちとをえさせてはならない。

21:11 かれがもしこの三つをおこなわないならば、彼女かのじょかねつぐなわずにることができる。

21:12 ひとってなせたものは、かならころされなければならない。

21:13 しかし、ひとがたくむことをしないのに、かみかれひとをわたされることのあるときは、わたしはあなたのために一つのところさだめよう。かれはそのところへのがれることができる。

21:14 しかしひとがもし、ことさらにその隣人りんじんあざむいてころときは、そのものをわたしの祭壇さいだんからでも、とらえてってころさなければならない。

21:15 自分じぶんちちまたはははものは、かならころされなければならない。

21:16 ひとをかどわかしたものは、これをっていても、なおかれにあっても、かならころされなければならない。

21:17 自分じぶんちちまたはははをのろうものは、かならころされなければならない。

21:18 ひとたがいあらそい、そのひとりがいしまたは、こぶしで相手あいてったとき、これがなないでとこにつき、

21:19 ふたたきあがって、つえにすがり、そとあるくようになるならば、これをったものは、ゆるされるであろう。ただその仕事しごとやすんだ損失そんしつつぐない、かつこれにじゅうぶん治療ちりょうさせなければならない。

21:20 もしひとがつえをもって、自分じぶんおとこ奴隷どれいまたはおんな奴隷どれいち、そのしたぬならば、かならばっせられなければならない。

21:21 しかし、かれがもし一にちか、ふつかびるならば、そのひとばっせられない。奴隷どれいかれ財産ざいさんだからである。

21:22 もしひとたがいあらそって、ごもったおんなち、これに流産りゅうざんさせるならば、ほかのがいがなくとも、かれかならずそのおんなおっともとめる罰金ばっきんせられ、裁判人さいばんにんさだめるとおりに支払しはらわなければならない。

21:23 しかし、ほかのがいがあるときは、いのちにはいのち

21:24 にはにはにはあしにはあし

21:25 きずにはきずきずにはきずきずにはきずをもってつぐなわなければならない。

21:26 もしひと自分じぶんおとこ奴隷どれい片目かため、またはおんな奴隷どれい片目かためち、これをつぶすならば、そののためにこれを自由じゆうとしてらせなければならない。

21:27 また、もしそのおとこ奴隷どれいの一ぽん、またはそのおんな奴隷どれいの一ぽんおとすならば、そののためにこれを自由じゆうとしてらせなければならない。

21:28 もしうしおとこまたはおんないてころすならば、そのうしかならいしころされなければならない。そのにくべてはならない。しかし、そのうしぬしつみがない。

21:29 うしがもし以前いぜんからくせがあって、そのぬし注意ちゅういされても、これをまもりおかなかったために、おとこまたはおんなころしたならば、そのうしいしころされ、そのぬしもまたころされなければならない。

21:30 かれがもし、あがないのかねせられたならば、すべてせられたほどのものを、いのちつぐないに支払しはらわなければならない。

21:31 おとこいても、おんないても、このさだめにしたがって処置しょちされなければならない。

21:32 うしがもしおとこ奴隷どれいまたはおんな奴隷どれいくならば、その主人しゅじんぎん三十シケルを支払しはらわなければならない。またそのうしいしころされなければならない。

21:33 もしひとあなをあけたままにき、あるいはあなってこれにおおいをしないために、うしまたは、ろばがこれにむことがあれば、

21:34 あなぬしはこれをつぐない、かねをそのぬし支払しはらわなければならない。しかし、そのんだけものかれのものとなるであろう。

21:35 あるひとうしが、もし他人たにんうしいてころすならば、かれらはそのきているうしって、そのあたいけ、またそのんだものをもけなければならない。

21:36 あるいはそのうし以前いぜんからくせのあることがられているのに、そのぬしがこれをまもりおかなかったならば、そのひとかならずそのうしのためにうしをもってつぐなわなければならない。しかし、そのんだけものかれのものとなるであろう。 

第22章 

22:1 もしひとうしまたはひつじぬすんで、これをころし、あるいはこれをるならば、かれは一とううしのために五とううしをもって、一とうひつじのために四とうひつじをもってつぐなわなければならない。

22:3b かれかならつぐなわなければならない。もしかれなにもないときは、かれはそのぬすんだもののためにられるであろう。

22:4 もしそのぬすんだものがなおきて、かれもとにあれば、それはうし、ろば、ひつじのいずれにせよ、これを二ばいにしてつぐなわなければならない。

22:2 もしぬすびとがあなをあけてはいるのをて、これをってころしたときは、そのひとにはながしたつみはない。

22:3a しかしがのぼってのちならば、そのひとながしたつみがある。

22:5 もしひとはたけまたはぶどうはたけのものをわせ、その家畜かちくはなって他人たにんはたけのものをわせたときは、自分じぶんはたけもっとものと、ぶどうはたけもっとものをもって、これをつぐなわなければならない。

22:6 もして、いばらにうつり、みあげたむぎたば、または、またははたけいたならば、そのやしたものは、かならずこれをつぐなわなければならない。

22:7 もしひと金銭きんせんまたは物品ぶっぴん保管ほかん隣人りんじんたくし、それが隣人りんじんいえからぬすまれたとき、そのぬすびとがつけられたならば、これを二ばいにしてつぐなわせなければならない。

22:8 もしぬすびとがつけられなければ、いえ主人しゅじんかみまえれてきて、かれ隣人りんじんものをかけたかどうかを、たしかめなければならない。

22:9 うしであれ、ろばであれ、ひつじであれ、衣服いふくであれ、あるいはどんなうしなったものであれ、それについてあらそいがおこり『これがそれです』とものがあれば、その双方そうほうぶんを、かみまえさなければならない。そしてかみ有罪ゆうざいさだめられるものは、それを二ばいにしてその相手あいてつぐなわなければならない。

22:10 もしひとが、ろば、またはうし、またはひつじ、またはどんな家畜かちくでも、それを隣人りんじんあづけて、それがぬか、きずつくか、あるいはうばられても、それをものがなければ、

22:11 双方そうほうあいだに、隣人りんじんものをかけなかったというちかいが、しゅまえになされなければならない。そうすれば、ぬしはこれをれ、隣人りんじんつぐなうにおよばない。

22:12 けれども、それがまさしく自分じぶんところからぬすまれたときは、そのぬしつぐなわなければならない。

22:13 もしそれがころされたときは、それを証拠しょうことしてってるならば、そのころされたものはつぐなうにおよばない。

22:14 もしひと隣人りんじんから家畜かちくりて、それがきずつき、または場合ばあい、そのぬしがそれとともにいないときは、かならずこれをつぐなわなければならない。

22:15 もしそのぬしがそれとともにおれば、それをつぐなうにおよばない。もしそれが賃借ちんがりしたものならば、そのちんをそれにてなければならない。

22:16 もしひとがまだ婚約こんやくしない処女しょじょさそって、これとたならば、かれかならずこれに花嫁はなよめりょうはらって、つまとしなければならない。

22:17 もしそのちちがこれをそのひとあたえることをかたくこばむならば、かれ処女しょじょ花嫁はなよめりょうあたるほどのかねはらわなければならない。

22:18 魔法使まほうつかいおんなは、これをかしておいてはならない。

22:19 すべてけものおかものは、かならころされなければならない。

22:20 しゅのほか、神々かみがみ犠牲ぎせいをささげるものは、ほろぼされなければならない。

22:21 あなたは寄留きりゅう他国たこくじんくるしめてはならない。また、これをしえたげてはならない。あなたがたも、かつてエジプトのくにで、寄留きりゅう他国たこくじんであったからである。

22:22 あなたがたはすべて寡婦かふ、または孤児こじなやましてはならない。

22:23 もしあなたがかれらをなやまして、かれらがわたしにむかってさけぶならば、わたしはかならずそのさけびをくであろう。

22:24 そしてわたしのいかりはえたち、つるぎをもってあなたがたをころすであろう。あなたがたのつま寡婦かふとなり、あなたがたの子供こどもたちは孤児こじとなるであろう。

22:25 あなたが、ともにおるわたしのたみまずしいものかねときは、これにたいして金貸かねかしのようになってはならない。これから利子りしってはならない。

22:26 もし隣人りんじん上着うわぎしつるならば、るまでにそれをかえさなければならない。

22:27 これはかれをおおう、ただ一つのものかれはだのための着物きものだからである。かれなにることができよう。かれがわたしにむかってさけぶならば、わたしはこれにくであろう。わたしはあわれみふかいからである。

22:28 あなたはかみをののしってはならない。またたみつかさをのろってはならない。

22:29 あなたのゆたかな穀物こくもつと、あふれるさけとをささげるに、ためらってはならない。

あなたのういごを、わたしにささげなければならない。

22:30 あなたはまた、あなたのうしひつじをも同様どうようにしなければならない。七日なぬかあいだそのははともいて、八にそれをわたしに、ささげなければならない。

22:31 あなたがたは、わたしにたいしてせいなるたみとならなければならない。あなたがたは、ころされたもののにくべてはならない。それはいぬあたえなければならない。 

第23章 

23:1 あなたはいつわりのうわさをいふらしてはならない。あなたは悪人あくにんたずさえて、悪意あくいのある証人しょうにんになってはならない。

23:2 あなたは多数たすうしたがってあくをおこなってはならない。あなたは訴訟そしょうにおいて、多数たすうしたがって片寄かたより、正義せいぎげるような証言しょうげんをしてはならない。

23:3 またまずしいひとをその訴訟そしょうにおいて、げてかばってはならない。

23:4 もし、あなたがてきうしまたは、ろばのまよっているのにときは、かならずこれをかれところれてって、さなければならない。

23:5 もしあなたをにくもののろばが、その荷物にもつしたたおしているのをときは、これを見捨みすててかないようにをつけ、かならずそのひとして、これをおこさなければならない。

23:6 あなたはまずしいもの訴訟そしょうにおいて、裁判さいばんげてはならない。

23:7 あなたはいつわこととおざからなければならない。あなたはつみのないものただしいものとをころしてはならない。わたしは悪人あくにんとすることはないからである。

23:8 あなたは賄賂わいろってはならない。賄賂わいろひとをくらまし、ただしいもの事件じけんをもげさせるからである。

23:9 あなたは寄留きりゅう他国たこくじんをしえたげてはならない。あなたがたはエジプトのくに寄留きりゅう他国たこくじんであったので、寄留きりゅう他国たこくじんこころっているからである。

23:10 あなたは六ねんのあいだ、たねをまき、その産物さんぶつれることができる。

23:11 しかし、七ねんには、これをやすませて、たがやさずにかなければならない。そうすれば、あなたのたみまずしいものがこれをべ、そののこりはけものべることができる。あなたのぶどうはたけも、オリブはたけ同様どうようにしなければならない。

23:12 あなたは六のあいだ、仕事しごとをし、七日なぬかにはやすまなければならない。これはあなたのうしおよび、ろばがやすみを、またあなたのはしためのおよび寄留きりゅう他国たこくじんやすませるためである。

23:13 わたしが、あなたがたにったすべてのことこころめなさい。神々かみがみとなえてはならない。また、これをあなたのくちびるからきこえさせてはならない。

23:14 あなたはねんに三、わたしのためにまつりおこなわなければならない。

23:15 あなたはたねれぬパンのまつりまもらなければならない。わたしが、あなたにめいじたように、アビブのつきさだめのとき七日なぬかのあいだ、たねれぬパンをべなければならない。それはそのつきにあなたがエジプトからたからである。だれも、むなしでわたしのまえてはならない。

23:16 また、あなたがはたけにまいてもの勤労きんろう初穂はつほをささげる刈入かりいれのまつりと、あなたの勤労きんろうはたけかられるねんおわりに、取入とりいれのまつりおこなわなければならない。

23:17 男子だんしはみな、ねんに三しゅなるかみまえなければならない。

23:18 あなたはわたしの犠牲ぎせいを、たねれたパンとともにささげてはならない。また、わたしのまつり脂肪しぼう翌朝よくあさまでのこしていてはならない。

23:19 あなたの土地とち初穂はつほもっとものを、あなたのかみしゅいえたずさえてこなければならない。あなたはやぎを、そのははちちてはならない。

23:20 よ、わたしは使つかいをあなたのまえにつかわし、あなたをみちまもらせ、わたしがそなえたところみちびかせるであろう。

23:21 あなたはそのまえつつしみ、その言葉ことばしたがい、かれにそむいてはならない。わたしのかれのうちにあるゆえに、かれはあなたがたのとがをゆるさないであろう。

23:22 しかし、もしあなたがかれこえによくしたがい、すべてわたしがかたることをおこなうならば、わたしはあなたのてきてきとし、あなたのあだをあだとするであろう。

23:23 わたしの使つかいはあなたのまえって、あなたをアモリびと、ヘテびと、ペリジびと、カナンびと、ヒビびと、およびエブスびとのところみちびき、わたしはかれらをほろぼすであろう。

23:24 あなたはかれらの神々かみがみおがんではならない。これにつかえてはならない。またかれらのおこないにならってはならない。あなたはかれらをまったたおし、そのいしはしらくだかなければならない。

23:25 あなたがたのかみしゅつかえなければならない。そうすれば、わたしはあなたがたのパンとみずしゅくし、あなたがたのうちからやまいのぞるであろう。

23:26 あなたのくにのうちには流産りゅうざんするおんなもなく、不妊ふにんおんなもなく、わたしはあなたのかずらせるであろう。

23:27 わたしはあなたのさきに、わたしのおそれをつかわし、あなたがところたみを、ことごとくやぶり、すべてのてきに、そのをあなたのほうけさせるであろう。

23:28 わたしはまた、くまばちをあなたのさきにつかわすであろう。これはヒビびと、カナンびと、およびヘテびとをあなたのまえからはらうであろう。

23:29 しかし、わたしはかれらを一ねんのうちには、あなたのまえからはらわないであろう。土地とちれすたれ、けものして、あなたをがいすることのないためである。

23:30 わたしは徐々じょじょかれらをあなたのまえからはらうであろう。あなたは、ついにふえひろがって、このぐようになるであろう。  

23:31 わたしは紅海こうかいからペリシテびとのうみいたるまでと、荒野あらのからユフラテかわいたるまでを、あなたの領域りょういきとし、このんでいるものをあなたのにわたすであろう。あなたはかれらをあなたのまえからはらうであろう。

23:32 あなたはかれら、およびかれらの神々かみがみ契約けいやくむすんではならない。

23:33 かれらはあなたのくにんではならない。かれらがあなたをいざなって、わたしにたいしてつみおかさせることのないためである。もし、あなたがかれらのかみつかえるならば、それはかならずあなたのわなとなるであろう」。 

第24章 

24:1 また、モーセにわれた、「あなたはアロン、ナダブ、アビウおよびイスラエルの七十にん長老ちょうろうたちとともに、しゅのもとにのぼってきなさい。そしてあなたがたはとおはなれて礼拝れいはいしなさい。

24:2 ただモーセひとりがしゅちかづき、ものちかづいてはならない。また、たみかれともにのぼってはならない」。

24:3 モーセはきて、しゅのすべての言葉ことばと、すべてのおきてとをたみげた。たみはみなどうおんこたえてった、「わたしたちはしゅおおせられた言葉ことばみなおこないます」。

24:4 そしてモーセはしゅ言葉ことばを、ことごとくきしるし、あさはやくきてやまのふもとに祭壇さいだんきずき、イスラエルの十二部族ぶぞくしたがって十二のはしらて、

24:5 イスラエルの人々ひとびとのうちの若者わかものたちをつかわして、しゅ燔祭はんさいをささげさせ、また酬恩祭しゅうおんさいとして雄牛おうしをささげさせた。

24:6 そのときモーセはそのなかばをって、はちれ、また、そのなかばを祭壇さいだんそそぎかけた。

24:7 そして契約けいやくしょって、これをたみかせた。すると、かれらはこたえてった、「わたしたちはしゅおおせられたことをみな従順じゅうじゅんおこないます」。

24:8 そこでモーセはそのって、たみそそぎかけ、そしてった、「よ、これはしゅがこれらのすべての言葉ことばもとづいて、あなたがたとむすばれる契約けいやくである」。

24:9 こうしてモーセはアロン、ナダブ、アビウおよびイスラエルの七十にん長老ちょうろうたちとともにのぼってった。

24:10 そして、かれらがイスラエルのかみると、そのあししたにはサファイアの敷石しきいしのごときものがあり、わたるおおぞらのようであった。

24:11 かみはイスラエルの人々ひとびと指導者しどうしゃたちをにかけられなかったので、かれらはかみて、いした。

24:12 ときにしゅはモーセにわれた、「やまのぼり、わたしのところにきて、そこにいなさい。かれらをおしえるために、わたしが律法りっぽういましめとをきしるしたいしいたをあなたにさづけるであろう」。

24:13 そこでモーセは従者じゅうしゃヨシュアとともちあがり、モーセはかみやまのぼった。

24:14 かれ長老ちょうろうたちにった、「わたしたちがあなたがたのところかえってるまで、ここでっていなさい。よ、アロンとホルとが、あなたがたとともにいるから、ことあるものは、だれでもかれらのところきなさい」。

24:15 こうしてモーセはやまのぼったが、くもやまをおおっていた。

24:16 しゅ栄光えいこうがシナイさんうえにとどまり、くもは六のあいだ、やまをおおっていたが、七日なぬかしゅくもなかからモーセをばれた。

24:17 しゅ栄光えいこうやまいただきで、えるのようにイスラエルの人々ひとびとえたが、

24:18 モーセはくもなかにはいって、やまのぼった。そしてモーセは四十にち四十やまにいた。 

第25章 

25:1 しゅはモーセにわれた、

25:2 「イスラエルの人々ひとびとげて、わたしのためにささげものたずさえてこさせなさい。すべて、こころからよろこんでするものから、わたしにささげるものりなさい。

25:3 あなたがたがかれらからるべきささげものはこれである。すなわちきんぎん青銅せいどう

25:4 あおいとむらさきいといと亜麻あま撚糸ねんし、やぎの毛糸けいと

25:5 あかねそめ雄羊おひつじかわ、じゅごんのかわ、アカシヤざい

25:6 ともしあぶらそそあぶらこうばしい薫香くんこうのための香料こうりょう

25:7 しまめのう、エポデと胸当むねあてにはめる宝石ほうせき

25:8 また、かれらにわたしのために聖所せいじょつくらせなさい。わたしがかれらのうちにむためである。

25:9 すべてあなたにしめ幕屋まくやかたおよび、そのもろもろのうつわかたしたがって、これを つくらなければならない。

25:10 かれらはアカシヤざいはこつくらなければならない。ながさは二キュビトはんはばは一キュビトはんたかさは一キュビトはん

25:11 あなたは純金じゅんきんでこれをおおわなければならない。すなわち内外ないがいともにこれをおおい、そのうえ周囲しゅういきんかざふち つくらなければならない。

25:12 またきんかん四つをて、その四すみにけなければならない。すなわち二つのかんをこちらがわに、二つのかんをあちらがわけなければならない。

25:13 またアカシヤざいのさおをつくり、きんでこれをおおわなければならない。

25:14 そしてそのさおをはこ側面そくめんかんとおし、それではこをかつがなければならない。

25:15 さおははこかんしてき、それをはなしてはならない。

25:16 そしてそのはこに、わたしがあなたにあたえるあかしのいたおさめなければならない。

25:17 また純金じゅんきん贖罪所しょくざいしょつくらなければならない。ながさは二キュビトはんはばは一キュビトはん

25:18 また二つのきんのケルビムをつくらなければならない。これを打物うちものつくりとし、贖罪所しょくざいしょ両端りょうはしかなければならない。

25:19 一つのケルブをこのはしに、一つのケルブをかのはしつくり、ケルビムを贖罪所しょくざいしょ一部いちぶとしてその両端りょうはしつくらなければならない。

25:20 ケルビムはつばさたかべ、そのつばさをもって贖罪所しょくざいしょをおおい、かおたがいにむかいい、ケルビムのかお贖罪所しょくざいしょにむかわなければならない。

25:21 あなたは贖罪所しょくざいしょはこうえき、はこなかにはわたしがさづけるあかしのいたおさめなければならない。

25:22 そのところでわたしはあなたにい、贖罪所しょくざいしょうえから、あかしのはこうえにある二つのケルビムのあいだから、イスラエルの人々ひとびとのために、わたしがめいじようとするもろもろのことを、あなたにかたるであろう。

25:23 あなたはまたアカシヤざいつくえつくらなければならない。ながさは二キュビト、はばは一キュビト、たかさは一キュビトはん

25:24 純金じゅんきんでこれをおおい、周囲しゅういきんかざふちつくり、

25:25 またその周囲しゅういはばさん つくり、そのさん周囲しゅういきんかざふちつくらなければならない。

25:26 また、そのためにきんかん四つをつくり、その四つのあしのすみ四かしょにそのかんけなければならない。

25:27 かんさんのわきにけて、つくえをかつぐさおをれるところとしなければならない。

25:28 またアカシヤざいのさおをつくり、きんでこれをおおい、それをもって、つくえをかつがなければならない。

25:29 また、そのさら乳香にゅうこうはいおよび灌祭かんさいそそぐためのびんはちつくり、これらは純金じゅんきんつくらなければならない。

25:30 そしてつくえうえにはそなえのパンをいて、つねにわたしのまえにあるようにしなければならない。

25:31 また純金じゅんきん燭台しょくだいつくらなければならない。燭台しょくだい打物うちものつくりとし、そのだいみきがくふしはなを一つにつらならせなければならない。

25:32 また六つのえだをそのわきからさせ、燭台しょくだいの三つのえだをこのがわから、燭台しょくだいの三つのえだをかのがわからさせなければならない。

25:33 あめんどうのはなかたちをした三つのがくが、それぞれふしはなをもって一つのえだにあり、また、あめんどうのはなかたちをした三つのがくが、それぞれふしはなをもってほかのえだにあるようにし、燭台しょくだいからる六つのえだを、みなそのようにしなければならない。

25:34 また、燭台しょくだいみきには、あめんどうのはなかたちをした四つのがくけ、そのがくにはそれぞれふしはなをもたせなさい。

25:35 すなわち二つのえだしたに一つのふしけ、つぎの二つのえだしたに一つのふしけ、さらつぎの二つのえだしたに一つのふしけ、燭台しょくだいみきからる六つのえだに、みなそのようにしなければならない。

25:36 それらのふしえだを一つにつらね、ことごとく純金じゅんきん打物うちものつくりにしなければならない。

25:37 また、それのともしびざらを七つつくり、そのともしびざらをともして、その前方ぜんぽうてらさせなければならない。

25:38 そのしんりばさみと、しんざら純金じゅんきん つくらなければならない。

25:39 すなわち純金じゅんきん一タラントで燭台しょくだいと、これらのもろもろのうつわとがつくられなければならない。

25:40 そしてあなたがやましめされたかたしたがい、注意ちゅういしてこれをつくらなければならない。 

第26章 

26:1 あなたはまた十まいまくをもって幕屋まくやつくらなければならない。すなわち亜麻あま撚糸ねんしあおいとむらさきいといとまくつくり、たくみなわざをもって、それにケルビムをさなければならない。

26:2 まくながさは、おのおの二十八キュビト、まくはばは、おのおの四キュビトで、まくみなおな寸法すんぽうでなければならない。

26:3 そのまくまいたがいつらわせ、またの五まいまくをもたがいつらわせなければならない。

26:4 その一連いちれんはしにあるまくふち青色あおいろをつけ、また一連いちれんはしにあるまくふちにもそのようにしなければならない。

26:5 あなたは、その一まいまく五十をつけ、また一連いちれんまくはしにも五十をつけ、そのたがいあいかわせなければならない。

26:6 あなたはまたきん五十をつくり、そのまくたがいつらわせて一つの幕屋まくやにしなければならない。

26:7 また幕屋まくやをおおう天幕てんまくのためにやぎの毛糸けいとまくつくらなければならない。すなわちまく十一まいつくり、

26:8 その一まいまくながさは三十キュビト、その一まいまくはばは四キュビトで、その十一まいまくおな寸法すんぽうでなければならない。

26:9 そして、そのまくまいを一つにつらわせ、またそのまくまいを一つにつらわせて、その六まいまく天幕てんまくまえかさねなければならない。

26:10 またその一連いちれんはしにあるまくふち五十をつけ、一連いちれんまくふちにも五十をつけなさい。

26:11 そして青銅せいどう五十をつくり、そのけ、その天幕てんまくつらわせて一つにし、

26:12 その天幕てんまくまくのこりのれる部分ぶぶん、すなわちそののこりのはんまく幕屋まくやのうしろにれさせなければならない。

26:13 そして天幕てんまくまくのたけであまるものの、こちらのキュビトと、あちらのキュビトとは、幕屋まくやをおおうように、その両側りょうがわのこちらとあちらとにれさせなければならない。

26:14 また、あかねめの雄羊おひつじかわ天幕てんまくのおおいと、じゅごんのかわでそのうえにかけるおおいとを つくらなければならない。

26:15 あなたは幕屋まくやのために、アカシヤざいたてわくつくらなければならない。

26:16 わくながさを十キュビト、わくはばを一キュビトはんとし、

26:17 わくごとに二つのほぞつくって、かれとこれとをわさせ、幕屋まくやのすべてのわくにこのようにしなければならない。

26:18 あなたは幕屋まくやのためにわくつくり、南側みなみがわのためにわく二十とし、

26:19 その二十のわくしたぎん四十をつくって、このわくしたに、その二つのほぞのために二つのき、かのわくしたにもその二つのほぞのために二つのかなければならない。

26:20 また幕屋まくやがわ、すなわち北側きたがわのためにもわく二十をつくり、

26:21 そのぎん四十をつくって、このわくしたに、二つのき、かのわくしたにも二つのかなければならない。

26:22 また幕屋まくやのうしろ、すなわち西側にしがわのためにわく六つをつくり、

26:23 幕屋まくやのうしろの二つのすみのためにわく二つをつくらなければならない。

26:24 これらはしたかさなりい、おなじくそのいただきでもだい一のかんまでかさなりうようにし、その二つともそのようにしなければならない。それらは二つのすみのためにもうけるものである。

26:25 こうしてそのわくは八つ、そのぎんは十六、このわくしたに二つの、かのわくしたにも二つのかなければならない。

26:26 またアカシヤざい横木よこぎつくらなければならない。すなわち幕屋まくやのこのがわわくのために五つ、

26:27 また幕屋まくやのかのがわわくのために横木よこぎ五つ、幕屋まくやのうしろの西側にしがわわくのために横木よこぎ五つをつくり、

26:28 わくのまんなかにある中央ちゅうおう横木よこぎはしからはしまでとおるようにしなければならない。

26:29 そしてそのわくきんでおおい、また横木よこぎとおすそのかんきんつくり、また、その横木よこぎきんでおおわなければならない。

26:30 こうしてあなたはやましめされた様式ようしきしたがって幕屋まくやてなければならない。

26:31 またあおいとむらさきいといと亜麻あま撚糸ねんし垂幕たれまくつくり、たくみなわざをもって、それにケルビムをさなければならない。

26:32 そしてきんでおおった四つのアカシヤざいはしらきんこまにこれをけ、そのはしらは四つのぎんうえにすえなければならない。

26:33  その垂幕たれまくこまけ、その垂幕たれまくうちにあかしのはこおさめなさい。その垂幕たれまくはあなたがたのために聖所せいじょ至聖所しせいじょとをへだけるであろう。

26:34 また至聖所しせいじょにあるあかしのはこうえ贖罪所しょくざいしょかなければならない。

26:35 そしてその垂幕たれまくそとつくえき、幕屋まくや南側みなみがわに、つくえかいわせて燭台しょくだいかなければならない。ただしつくえ北側きたがわかなければならない。

26:36 あなたはまた天幕てんまく入口いりぐちのためにあおいとむらさきいといと亜麻あま撚糸ねんしで、いろとりどりにったとばりをつくらなければならない。

26:37 あなたはそのとばりのためにアカシヤざいはしら五つを つくり、これをきんでおおい、そのこまきん つくり、またそのはしらのために青銅せいどう五つをつくらなければならない。 

第27章 

27:1 あなたはまたアカシヤざい祭壇さいだんつくらなければならない。ながさ五キュビト、はば五キュビトの四かくで、たかさは三キュビトである。

27:2 その四すみのうえにその一部いちぶとしてそれのつのつくり、青銅せいどう祭壇さいだんをおおわなければならない。

27:3 またはいるつぼ、十能じゅうのうはちにくまた火皿ひざらつくり、そのうつわはみな青銅せいどうつくらなければならない。

27:4 また祭壇さいだんのために青銅せいどうあみ細工ざいく格子こうしつくり、その四すみで、あみうえ青銅せいどうかんを四つけなければならない。

27:5 そのあみ祭壇さいだん出張でばりのしたけ、これを祭壇さいだんたかさのなかばにたっするようにしなければならない。

27:6 また祭壇さいだんのために、さおをつくらなければならない。すなわちアカシヤざいで、さおをつくり、青銅せいどうで、これをおおわなければならない。

27:7 そのさおをかんとおし、さおを祭壇さいだん両側りょうがわにして、これをかつがなければならない。

27:8 祭壇さいだんいた空洞くうどうつくり、やましめされたように、これをつくらなければならない。

27:9 あなたはまた幕屋まくやにわつくり、両側りょうがわではにわのためにながさ百キュビトの亜麻あま撚糸ねんしのあげばりをもうけ、その一方いっぽうてなければならない。

27:10 そのはしらは二十、そのはしらの二十の青銅せいどうにし、そのはしらこまけたとはぎんにしなければならない。

27:11 またおなじく北側きたがわのために、ながさ百キュビトのあげばりをもうけなければならない。そのはしらは二十、そのはしらの二十の青銅せいどうにし、そのはしらこまけたとはぎんにしなければならない。

27:12 またにわ西側にしがわはばのために五十キュビトのあげばりをもうけなければならない。そのはしらは十、そのも十。

27:13 また東側ひがしがわでもにわはばを五十キュビトにしなければならない。

27:14 そしてその一方いっぽうに十五キュビトのあげばりをもうけなければならない。そのはしらは三つ、そのも三つ。

27:15 また一方いっぽうにも十五キュビトのあげばりをもうけなければならない。そのはしらは三つ、そのも三つ。

27:16 にわもんのためにあおいとむらさきいといと亜麻あま撚糸ねんしで、いろとりどりにったながさ二十キュビトのとばりをもうけなければならない。そのはしらは四つ、そのも四つ。

27:17 にわ周囲しゅういはしらはみなぎんけたでつなぎ、そのこまぎん、その青銅せいどうにしなければならない。

27:18 にわながさは百キュビト、そのはばは五十キュビト、そのたかさは五キュビトで、亜麻あま撚糸ねんしぬのけめぐらし、その青銅せいどうにしなければならない。

27:19 すべて幕屋まくやもちいるもろもろのうつわ、およびそのすべてのくぎ、またにわのすべてのくぎ青銅せいどう つくらなければならない。

27:20 あなたはまたイスラエルの人々ひとびとめいじて、オリブをつぶしてった純粋じゅんすいあぶらを、ともしのためにってこさせ、えずともしをともさなければならない。

27:21 アロンとそのたちとは、会見かいけん幕屋まくやなかのあかしのはこまえにある垂幕たれまくそとで、ゆうからあさまでしゅまえに、そのともしととのえなければならない。これはイスラエルの人々ひとびとまもるべき世々よよかわらざるさだめでなければならない。 

第28章 

28:1 またイスラエルの人々ひとびとのうちから、あなたの兄弟きょうだいアロンとそのたち、すなわちアロンとアロンのナダブ、アビウ、エレアザル、イタマルとをあなたのもとにこさせ、祭司さいしとしてわたしにつかえさせ、

28:2 またあなたの兄弟きょうだいアロンのためにせいなる衣服いふくつくって、かれさかえとうるわしきをもたせなければならない。

28:3 あなたはすべてこころ知恵ちえあるもの、すなわち、わたしが知恵ちえれいたしたものたちにかたって、アロンの衣服いふくつくらせ、アロンを聖別せいべつし、祭司さいしとしてわたしにつかえさせなければならない。

28:4 かれらのつくるべき衣服いふくつぎのとおりである。すなわち胸当むねあて、エポデ、ころも市松いちまつ模様もようふく帽子ぼうしおびである。かれらはあなたの兄弟きょうだいアロンとそのたちとのためにせいなる衣服いふくつくり、祭司さいしとしてわたしにつかえさせなければならない。

28:5 かれらは金糸きんしあおいとむらさきいといと亜麻あま撚糸ねんしらなければならない。

28:6 そしてかれらは金糸きんしあおいとむらさきいといと亜麻あま撚糸ねんしもちい、たくみなわざをもってエポデをつくらなければならない。

28:7 これに二つのかたひもをけ、その両端りょうはしを、これにけなければならない。

28:8 エポデのうえで、これをつかねるおびは、おなじきれでエポデのつくりのように、金糸きんしあおいとむらさきいといと亜麻あま撚糸ねんしつくらなければならない。

28:9 あなたは二つのしまめのうをって、そのうえにイスラエルのたちのきざまなければならない。

28:10 すなわち、その六つを一つのいしに、のこりの六つをいしに、かれらのうまれたじゅんきざまなければならない。

28:11 宝石ほうせき彫刻ちょうこくするひといん彫刻ちょうこくするように、イスラエルのたちのをその二つのいしきざみ、それをきんあみ細工ざいくにはめ、

28:12 この二つのいしをエポデのかたひもにつけて、イスラエルのたちの記念きねんいしとしなければならない。こうしてアロンはしゅまえでそのりょうかたかれらのうて記念きねんとしなければならない。

28:13 あなたはまたきんあみ細工ざいくつくらなければならない。

28:14 そして二つの純金じゅんきんくさりを、ひも細工ざいくにねじてつくり、そのひものくさりをかのあみ細工ざいくにつけなければならない。

28:15 あなたはまたさばきの胸当むねあてたくみなわざをもってつくり、これをエポデのつくりのようにつくらなければならない。すなわち金糸きんしあおいとむらさきいといと亜麻あま撚糸ねんしで、これをつくらなければならない。

28:16 これは二つにって四かくにし、ながさは一ゆびあたり、はばも一ゆびあたりとしなければならない。

28:17 またそのなか宝石ほうせきを四れつにはめまなければならない。すなわちこう玉髄ぎょくずいかんらんいし水晶すいしょうれつだいれつとし、

28:18 だいれつは、ざくろいし、るり、あかしまめのう。

28:19 だいれつ水晶すいしょう、めのう、むらさき水晶すいしょう

28:20 だいれつ碧玉へきぎょくしまめのう、碧玉へきぎょくであって、これらをきんあみ細工ざいくなかにはめまなければならない。

28:21 その宝石ほうせきはイスラエルのらのしたがい、そのとひとしく十二とし、おのおのいん彫刻ちょうこくのように十二の部族ぶぞくのためにそのきざまなければならない。

28:22 またひも細工ざいくにねじた純金じゅんきんくさり胸当むねあてにつけなければならない。

28:23 また、胸当むねあてのためにきんかん二つをつくり、胸当むねあて両端りょうはしにその二つのかんをつけ、

28:24 かのすじきんのひもを胸当むねあてはしの二つのかんにつけなければならない。

28:25 ただし、そのすじのひもの両端りょうはしをかの二つのあみ細工ざいくにつけ、エポデのかたひもにつけて、まえにくるようにしなければならない。

28:26 あなたはまた二つのきんかんつくって、これを胸当むねあて両端りょうはしにつけなければならない。すなわちエポデにせっする内側うちがわふちにこれをつけなければならない。

28:27 また二つのきんかんつくって、これをエポデの二つのかたひものした部分ぶぶんにつけ、まえほうで、そのつなぎちかく、エポデのおびうえほうにあるようにしなければならない。

28:28 胸当むねあてあおひもをもって、そのかんをエポデのかんむすびつけ、エポデのおびうえほうにあるようにしなければならない。こうして胸当むねあてがエポデからはなれないようにしなければならない。

28:29 アロンが聖所せいじょにはいるときは、さばきの胸当むねあてにあるイスラエルのたちのをそのむねき、しゅまえつねおぼえとしなければならない。

28:30 あなたはさばきの胸当むねあてにウリムとトンミムをれて、アロンがしゅまえにいたるとき、そのむねうえにあるようにしなければならない。こうしてアロンはしゅまえつねにイスラエルのたちのさばきを、そのむねかなければならない。

28:31 あなたはまた、エポデにぞくする上服うわふくをすべて青地あおじつくらなければならない。

28:32 あたまとおくちを、そのまんなかもうけ、そのくち周囲しゅういには、よろいのえりのように織物おりものふちをつけて、ほころびないようにし、

28:33 そのすそにはあおいとむらさきいといとで、ざくろをつくり、そのすその周囲しゅういにつけ、また周囲しゅういきんすずをざくろの間々あいだあいだにつけなければならない。

28:34 すなわちきんすずにざくろ、またきんすずにざくろと、上服うわふくのすその周囲しゅういにつけなければならない。

28:35 アロンはつとめとき、これをなければならない。かれ聖所せいじょにはいってしゅまえにいたるとき、またとき、そのおときこえて、かれまぬかれるであろう。

28:36 あなたはまた純金じゅんきんいたつくり、いん彫刻ちょうこくのように、そのうえに『しゅせいなるもの』ときざみ、

28:37 これをあおひもで帽子ぼうしけ、それが帽子ぼうしまえほうるようにしなければならない。

28:38 これはアロンのひたいにあり、そしてアロンはイスラエルの人々ひとびとがささげるせいなるもの、すなわちかれらのもろもろのせいなるそなものについてのつみめをうであろう。これはしゅまえにそれらのけいれられるため、つねにアロンのひたいになければならない。

28:39 あなたは亜麻あまいと市松いちまつ模様もようしたふくり、亜麻あまぬので、ずきんをつくり、また、おびいろとりどりにってつくらなければならない。

28:40 あなたはまたアロンのたちのためにしたふくつくり、かれらのためにおびつくり、かれらのために、ずきんをつくって、かれらにさかえとうるわしきをもたせなければならない。

28:41 そしてあなたはこれをあなたの兄弟きょうだいアロンおよびかれともにいるそのたちにせ、かれらにあぶらそそぎ、かれらをしょくにんじ、かれらを聖別せいべつし、祭司さいしとして、わたしにつかえさせなければならない。

28:42 また、かれらのために、そのかくところをおおう亜麻あまぬののしたばきをつくり、こしからももにとどくようにしなければならない。

28:43 アロンとそのたちは会見かいけん幕屋まくやにはいるとき、あるいは聖所せいじょつとめをするために祭壇さいだんちかづくときに、これをなければならない。そうすれば、かれらはつみぬことはないであろう。これはかれかれのち子孫しそんとのための永久えいきゅうさだめでなければならない。